Locke & Key ハードカバー版発売

9月29日、ジョー･ヒル原案のアメコミ "Locke & Key" の最初の6巻を収録したコレクション集が発売されました。

"Locke & Key" は、ジョー･ヒルがこのために用意した完全オリジナルのストーリーを基に、IDW Publishing から発行されているアメコミです。

"Locke & Key" のプレビューなどは以下のリンクから。
Locke & Key - IDW Publishing

この秋から、"Locke & Key" の次のシリーズが始まるらしく、この1冊で完結ではないようですが、興味のある方はどうぞ。中身はもちろん英語です。



送料を考慮しても、米 Amazon.com から購入するほうが安いです。10月7日には "Dark Tower: The Long Road Home" も発売されるのでお忘れなく。

過去記事: The Long Road Home (Exclusive Amazon.com)

The Living Dead のサイト

ゾンビ･アンソロジー "The Living Dead" のウェブサイトです。

About The Anthology : The Living Dead

収録されている作品のうち数編が無料で読めたり、オーディオ版を聴けたりします。あと、壁紙がお勧め。


"The Living Dead" には、スティーヴン･キングの「自宅出産」（｢いかしたバンドのいる街で｣所収）、ジョー･ヒルの「ボビー･コンロイ、死者の国より帰る」（「20世紀の幽霊たち」所収）が収録されている。

部数限定でない本にスティーヴン･キングとジョー･ヒルの小説が一緒に収録されるのはこれが初めてだと思うので注目しています。

Check out Stephen King's new ad for ESPN's 'SportsCenter'

米ESPNで放送されているスポーツ番組 SportsCenter の番組宣伝コマーシャルにスティーヴン･キングが出演中。

Check out Stephen King's new ad for ESPN's 'SportsCenter'



キングが "SportsCenter" の原稿を書いている設定です。

キングの原稿へのダメ出しはたぶん以下のとおり。

"I know Boston beat New York last night, but I think it was more because of the Red Sox clutch hitting than New York's lineup being possessed by the demon. Oh, and no players with telekinetic powers, please."

昨日レッドソックスがヤンキースを負かしたのは、レッドソックスの攻撃がチャンスを生かす勝負強いものだったからで、ヤンキースが悪霊に取り付かれているからではないと思うよ。あぁ、あと、超能力のある選手もいなかったからね、頼むよ（汗）。

英語で ESP extrasensory perception は、超感覚的知覚（telepathyなど）を意味するので、もしかしたら今回の内容と係ってるのかも。

ESP カード - 零式改.com

それと画面左の人形、松坂大輔かと思いましたが、カート･シリングでした（参考）。

THE STAND: CAPTAIN TRIPS #4 Variant cover

THE STAND: CAPTAIN TRIPS #4 の Variant cover です。Trashcan Man ですね。

The Long Road Home (Exclusive Amazon.com)

マーベル･コミックス版「ダーク･タワー」第2弾、"Dark Tower: The Long Road Home" の全5巻を収録するコレクション集（ハードカバー版）が近日発売予定ですが、Amazon.com 限定表紙版が発売されるようです。

Dark Tower: The Long Road Home (Exclusive Amazon.com Cover)

この Amazon.com 限定版は表紙に、"The Long Road Home #5" BERMEJO VARIANT と同じ表紙を使用。これは "The Stand: Captain Trips" の表紙を描いている LEE BERMEJO によるものでもある。



ちなみに9月26日現在、日本のアマゾンで買える通常版は、3,155円（税込･送料込）。

Amazon.com 限定版は、本体16ドル49セント + 日本までの送料は最も安い、18-32営業日到着プランで8ドル98セント = 25ドル47セント、約 2,688円。8-16営業日到着プランでも、計3200円ぐらいです（通常版も同じ）。

"Dark Tower: The Long Road Home（ハードカバー版）" は Amazon.com だと10月7日、日本のアマゾンだと10月15日発送開始予定（たぶん）。

The Stand: Captain Trips #3 のカバー3種類

The Stand: Captain Trips #3 の表紙3種類です。

http://www.marvel.com/catalog/THE_STAND~colon~_CAPTAIN_TRIPS.0000.3

上から通常版、Perkins Variant、Sketch Variant です。

THE STORY:
Ever-evolving and ever-deadly, the superflu "Captain Trips" continues to spread across the country, affecting even such far-flung lost souls as Larry Underwood in New York and Frannie Goldsmith in Maine. As rumors about chemical warfare and bubonic plague start seeping into the media, the actions of the American government begin to devolve, legal systems local and global start to break down, and two reckless outlaws--Lloyd Henreid and Poke Freeman--decide to take advantage of the situation, cutting a path of destruction through the American southwest. It's murder and mayhem, Stephen King-style, in the third chapter of this epic struggle between good and evil!
Cardstock Cover/Parental Advisory …$3.99

The Stand: Captain Trips #3 は11月12日発売。

"Captain Trips #1" Second Printing Variant

北米最大の漫画関係書籍配送業者 Diamond Comic Distributors が扱う "The Stand: Captain Trips #1" の在庫がなくなったため、Marvel が増刷を決定。増刷第2版には新しい表紙が採用されます（上の画像）。

The Stand: Captain Trips #1 Goes Back To Print With New Cover!

売り切れたからだけでなく、新しい表紙で出せばまた売れるから、というのも増刷する理由として当然あるでしょうが。

ちなみに、マーベルコミックス版「ダーク･タワー」、"Dark Tower: The Gunslinger Born " の第1巻と第2巻は、3rd print cover (第3版) まで出版されました。

"Captain Trips #1" Second Printing Variant は、10月22日発売予定。

"Treachery #2" の Sketch Variant Cover

"Dark Tower: Treachery #2" の Sketch Cover です。

通常版などはこちら。



"Dark Tower: Treachery #2" は、10月8日発売。

COVER BY: JAE LEE
WRITER: PETER DAVID / ROBIN FURTH
PENCILS: JAE LEE / RICHARD ISANOVE
THE STORY:
With the battle between the evil John Farson's Big Coffin Hunters and Steven Deschain and his gunslingers finally over, the true death toll is revealed. Will Roland's father be among the dead? Meanwhile, in Gilead, as Roland suffers from the after-effects of his multiple encounters with Maerlyn's Grapefruit, his ka-tet desperately requires his presence at the all-important coming-of-age feast the next night, or the consequences will be dire. Worse still, Cort, the gunslingers' mentor, has chosen his niece, Aileen, to become the betrothed of young Roland…and Cort rarely takes no for an answer
Parental Advisory…$3.99

今日2008年9月21日はキングの61歳の誕生日

今日2008年9月21日はキングの61歳の誕生日です。

Today in History - Sept. 21 - NYTimes.com

"Treachery #2" と "Captain Trips #2" の Variant Cover

"Dark Tower: Treachery #2" の Variant Cover です。
The Stand: Ralph Macchio Q&A
通常版はこちら。




次は、"The Stand: Captain Trips #2" の Variant Cover です。
Dark Tower: Talking with Robin Furth Pt. 2 より。
通常版と Sketch Cover はこちら。


左から、ハロルド・ローダー、スチュー・レッドマン、フラニー・ゴールドスミス、でしょうね。

"Dark Tower: Treachery #2" と "The Stand: Captain Trips #2" は10月8日発売。

"The Stand: Captain Trips #2" の画像(6枚)

"The Stand: Captain Trips #2" の画像、6ページ分が Marvel.com などに掲載されています。

The Stand: Captain Trips Continues With Issue #2!

Exclusive: Stephen King's The Stand Comes to Comics | The Underwire from Wired.com
（こちらのほうが見やすいです）

マーベル版「ザ･スタンド」第1弾 "Captain Trips" は、この進み具合だと、サブタイトルどおり Captain Trips の蔓延を描くだけで終わりそうです…。全30巻の予定は、小説を全部入れるのに十分なのか、すこし心配になります（私の財布の中身が、ですが）。

"The Stand: Captain Trips #2" は10月8日発売。

"Children of the Corn" 撮影現場の写真

現在制作中のリメイク版 "Children of the Corn" の撮影現場の写真が Dread Central に掲載されました。画像は下のリンクからどうぞ。

Exclusive: Children of the Corn Set Visit!

リメイク版 "Children of the Corn" は、米ケーブルテレビ･チャンネル "Sci-Fi Channel" 向けのTV映画として制作されている。

アメリカ国内では来年、 "Sci-Fi Channel" による放映が予定されており、ヨーロッパではそれ以降に劇場上映が予定されている模様。日本での公開については不明。

Dark Tower: Treachry #4 のカバー

今年12月24日発売の "Dark Tower: Treachery #4" の表紙(通常版)です。

DARK TOWER: TREACHERY #4

COVER BY: JAE LEE
WRITER: ROBIN FURTH
PETER DAVID
PENCILS: JAE LEE
RICHARD ISANOVE
COLORED BY: RICHARD ISANOVE
LETTERED BY: CHRIS ELIOPOULOS

THE STORY:
Due in part to the Good Man Farson's defeat in Hambry, his forces are momentarily weakened. If Steven Deschain and his gunslingers can mount a surprise attack they will not only defeat Farson, but also destroy the arsenal Farson has acquired to destroy Gilead. But is there a traitor in their midst who will alert Farson to the plan? This one you cannot miss!
Parental Advisory …$3.99

PRICE: 3.99
IN STORES: December 24, 2008

"Faithful" がどんな本なのか

"Faithful" がどんな本なのか、雰囲気がすこし分かる記事があったので紹介します。

ゲーマーのための読書案内 / 第52回：マネー・ボール

　洋書なのでリンクは貼らないが『Faithful』（直訳：信仰篤き者）という本があって，これも全米ベストセラー。どういう本かというとスチュアート・オナンとスティーヴン・キングという，ボストン・レッドソックスファンの有名作家が，二人で交換日記をやってボヤき続け，そこらの酔っ払いと何ら変わらぬ醜態を全米にさらすというシロモノなのだが，人生をムダに野球見物に使ってきた連中ならではの明察も，随所にあったりなかったりするのだ。(太字は引用時)

"Faithful" はテレビシリーズ化予定 ("Faithful"テレビミニシリーズ化か？) もありますが、ぜひ翻訳も出版してほしいですね。



ちなみに、8月18日に EW.com に掲載されたスティーヴン･キングのコラム、THE POP OF KING も野球に関するものでした。

Stephen King: How TV Ruined Baseball│THE POP OF KING

テレビ中継が野球に与えた悪影響を嘆いているようですが、日本より100倍マシだと言いたい。 (ナイター巨人戦・人気低迷の打開策 「野球クイズ」はファン離れを加速する？ - ダイヤモンド･オンライン)

10年前の忘れられない恋

asahi.com:ノーベル賞前哨戦、米ラスカー賞に遠藤氏　臨床研究部門
asahi.com:武士の幽霊で事故多発？／秋田中央道路

上のリンクはこれから勝手に朝日新聞のコラムを引用するので、お詫びの誘導です。

「大リーグが大好き！」向井万起男(慶大医学部准教授)

フィラデルフィア･フィリーズのリリーフ右腕投手、トム･ゴードン。40歳のベテランだ。今年7月6日、右肘の炎症のために故障者リスト入りして戦線から離脱した。今シーズン内の復帰は無理なようだ。
大リーグには40歳を超えても現役バリバリの投手がいる。そうした投手の中には、故障しても見事に復帰して大活躍する強者までいる。でも、トム･ゴードンについてはあまり楽観的にはなれない。今シーズンは故障者リスト入りまで5勝4敗2セーブ、防御率5.16という冴えない成績だったし、昨年も長い間にわたって故障者リスト入りして3勝2敗6セーブ、防御率4.73というパッとしない成績で終わっているのだ。投手生命の終わりが近いのかもしれない。もしそうなら、淋しい。この10年間、私はずっとトム･ゴードンのことを気にかけてきたからだ。その間、トム･ゴードンは幾つもの球団を渡り歩いたが、どの球団にいても、私はいつも気にかけていたのだ。
10年前の1998年、トム･ゴードンはボストン・レッドソックスの抑えの切り札として光り輝いていた。46セーブという素晴らしい成績を残し、ア・リーグの最多セーブのタイトルまで獲得した。でもそれだけなら、私だって妙にこだわったりはしない。最多セーブの投手は毎年誕生するわけだし。ところが、この年のトム･ゴードンの活躍をとりあげ、タイトルにその名前まで入れた傑作小説が翌1999年に出版されたのだ。スティーヴン･キング著『The Girl Who Loved Tom Gordon』(邦訳本のタイトルは見事な直訳『トム･ゴードンに恋した少女』。新潮文庫、訳･池田真紀子)。
主人公は金髪の白人少女、トリシア。まだ9歳だ。レッドソックスの大ファンで、一番のお気に入りはトム･ゴードン。美男子のトム･ゴードンに手を握られたら気絶しちゃうとさえ思っている。そんなトリシアが森の中で迷子になり、生き残りをかけた戦いを始める。その戦いの間、孤独なトリシアが心の支えとするのはトム･ゴードンだ。大好きなトム･ゴードンの活躍ぶりを思い浮かべては勇気を奮い起こし……。
この10年でトム･ゴードンも老けた。でも1998年、1人の少女がトム･ゴードンに恋して、心の支えにまでしたのだ。大リーガーにとってこれ以上に素晴らしいことなんて滅多にあるもんじゃないだろう。
私は10年前のトム･ゴードンを決して忘れない。“どんな恋にも必ず終わりがくる”なんて言わせない。

『トム･ゴードンに恋した少女』を読んでいないほとんどの新聞読者には、力説されても意味不明で困るところでしょうが、私は良く分かりますよ。

Exclusive interview: Stephen King talks about “N.”

MySpaceTVでスティーヴン･キングが"N."について語っているビデオインタビューが観れます。

Exclusive interview: Stephen King talks about “N.”

Master storyteller Stephen King presents a revolutionary new form of entertainment: his short story “N.” brought to vibrant life through a series of 25 graphic video episodes available at www . nishere . com. The original series tells the story of a psychiatrist who falls victim to the same deadly obsession as his patient—an obsession that just might save the world!

Drawn by award-wining comic book artist Alex Maleev, and colored by famed comic book colorist José Villarrubia, the episodes were adapted by Marc Guggenheim, co-creator of the ABC-TV series “Eli Stone” with creative oversight from Stephen King.

To watch the entire series go to Nishere . com.

“N.”, the series, is brought to you by Stephen King, Simon & Schuster, Inc. and Marvel Entertainment.

"The Stand: Captain Trips #2"のSketch Variant Cover

"The Stand: Captain Trips #2"のSketch Variant Coverの画像です。

THE STAND: CAPTAIN TRIPS #2 Sketch Variant



通常版はこちら。

COVER BY: LEE BERMEJO & LAURA MARTIN
WRITER: ROBERTO AGUIRRE-SACASA
PENCILS: MIKE PERKINS
INKS: MIKE PERKINS
COLORED BY: LAURA MARTIN
LETTERED BY: CHRIS ELIOPOULOS

THE STORY:
Stephen King's horror epic continues in this issue as the unseen killer, the super-flu Captain Trips, spreads across the entire country, a tide of disease and death. Meanwhile, in Atlanta, in the Center for Disease Control, the US government has taken a keen interest in Stuart Redman, who seems to be the only person immune to the Captain Trips infection. They are determined to find out why--with or without Stu's cooperation. And what do the recurring nightmares Stu's been having--about a dark man with red eyes standing in a cornfield--mean? Plus: Frannie Goldsmith and her father! Larry Underwood in New York! And Nick Andros takes a wrong turn in Shoyo, Arkansas!
Parental Advisory…$3.99

PRICE: 3.99
IN STORES: October 8, 2008

The Stand: Captain Trips #4 のカバー画像

The Stand: Captain Trips #4 のものとされる画像がIGN.comに掲載されています。

Behind the Cover: The Stand - IGN.com

いよいよ今日発売

StephenKing.comで、"The Stand: Captain Trips #1"と、"The Dark Tower: Treachery #1"のプレビューが公開されています。

"The Stand: Captain Trips #1 Preview"
"The Dark Tower: Treachery #1 Preview"

"Captain Trips"のプレビューは昨日紹介したものと同じです。

他にそれぞれの製作者のインタビューも掲載されています。

Interview with Robin Furth and Peter David
Interview with the writer of The Stand, Mike Perkins

Marvel Turns Stephen King’s The Stand into Comics - PublishersWeekly.com


下のリンクは"Captain Trips"のROBERTO AGUIRRE-SACASAのインタビュービデオです。
Marvel Hotline: The Stand: Captain Trips #1


以下は、日本時間10日午後1時に行われる発売イベントの詳細ページ。
The Stand Midnight Launch Information
The Dark Tower Midnight Launch Details

The Stand: Captain Tirpsの最初の6ページ

UGO.comにおいて、9月10日発売の"The Stand: Captain Trips #1"の最初の6ページが公開されています。

Stephen King's The Stand Comic Preview

6ページ中5ページは以前紹介したものと同じですが、最後の1ページはここが初公開だと思います。

「20世紀の幽霊たち」発売！

ジョー･ヒル著「20世紀の幽霊たち」が発売されています。

20世紀の幽霊たち〔小学館文庫〕

著／ジョー・ヒル　訳／白石　朗、安野　玲、玉木　亨、大森　望

ISBNコード	9784094081343
判型/頁	文庫/704頁
定価	980円（税込）
発売日	2008/09/05

幻想文学、ホラー小説の枠を超える傑作！

奇妙な噂がささやかれる映画館で隣に座ったのは、体をのけぞらせ、ぎょろりと目を剥き、血まみれになった“あの女”だった。4年前『オズの魔法使い』上映中に19歳の少女を襲った出来事とは!?（『二十世紀の幽霊』）。そのほか、ある朝突然昆虫に変身する『蝗（いなご）の歌をきくがよい』、ダンボールでつくられた精密な要塞に迷い込む怪異を描く『自発的入院』など……。デビュー作ながら驚異の才能を見せつけて評論家の激賞を浴び、ブラム・ストーカー賞、英国幻想文学大賞、国際ホラー作家協会賞の3冠を受賞した怪奇幻想短篇小説集。

まだ東雅夫氏による解説「ジョー･ヒルという名の希望(ホープ)」を眺めたぐらいですが。

画像と広告の下では解説の一部を引用しているので、まだお読みでない方はご注意を。






｢20世紀の幽霊たち｣の、東雅夫氏による解説「ジョー･ヒルという名の希望(ホープ)」より一部引用

　さて、ヒルを語るうえで欠かすことのできない同業者が、もうひとりいる。
　彼の実父にして、現代ホラーの押しも押されぬ第一人者―――スティーヴン･キングである。

｢20世紀の幽霊たち｣では、前著「ハートシェイプト･ボックス」(2007年12月)の解説であいまいにしてあった、ジョー･ヒルがキングの息子だという事実が明記されている。

ちなみに｢ハートシェイプト･ボックス｣の解説｢熱くロックするゴースト･ストーリー｣ではこう。

かくのごとく鮮烈なデビューを飾ったジョー･ヒルだが、ネット上の情報によれば、その父は、かのホラーの巨匠スティーヴン･キングであるらしい。

ネット上の情報、例えばこんなのですね。

PatioTalk:作家ジョー・ヒルがスティーブン・キングの息子であることを公表2007年4月


では、私がニューヨーク発行の日本語フリー･ペーパー"tocotoco"2007年3月30日号（vol.141）の表紙をご紹介します。

:::tocotoco::: : March, 30. 2007 vol.141 より


記事だけ抜き出したのがこちら。
:::tocotoco::: : vol.141／表紙「Stephen King」より引用

スティーブン・キングの作品、初のコミック化
■ 人気ベストセラー作家、スティーブン・キング（Stephen Edwin King＝59）の小説「ダーク・タワー（THE DARK TOWER）」シリーズが、このほどコミック化され、この４月から店頭に並ぶようだ。これまでにも、多くのキング作品が映画化、TVドラマ化されているがコミック化は初めての試み。出版元は「スパイダーマン」や「デアデビル」など、数多くの人気コミックを手掛けるマーベル社で、同コミックの劇画家にはアイスナー・アワード（Eisner-award）の受賞者であるアーティスト、ジェー・リー（Jae Lee）が担当する。
■ 今回のコミック化に関してキングは「ボクは生涯、マーベル漫画の大ファンさ！ボクの小説が全く違う技法で創り出されることに、とにかくスゴク興奮している。劇画家のジェー・リーの仕事も大好きだね。今後彼とはダイナマイト・パートナーシップを組んでいける相手だと率直に思うよ」と話している。
■1974 年、長編「キャリー」でデビューしたキングは、メイン州のポートランド生まれ。スコットランドとアイルランド人の祖先を持つ、父ドナルドと、母ネリー・ルース・ピルズベリーの次男として誕生した。幼少期に両親は離婚。兄のデイヴィッドとキングは母に引き取られて育った。彼は10歳の頃から執筆し、SF専門誌に投稿を始めた。メイン大学時代に投稿した小説「鏡の床」が「スタートリング・ミステリー・ストーリーズ」に掲載され、それを機に大学内の新聞「ザ・メイン・キャンパス」にコラムを持つようになった。74 年のデビュー作「キャリー」は映画化され大ヒットを放った。キャリー以降、スタンリー・キューブリック監督が映画化した77年の「シャイニング」など、次々、彼のホラー作品は映画化されたが、興行成績があまり奮わず、ジャンルをホラーから変更した「スタンド・バイ・ミー」がようやく当った。それから約10 年、本来、彼が目指していたホラー作品の「ミザリー」（87年）で久しぶりに高い評価を得たものの、その後、ホラーでは当たり外れがあるとされ、どちらかというと人間味溢れる「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」などの作品に期待を持たれるようになった。今回コミック化となる「ダーク・タワー」シリーズは完成までに22年かかった作品で、７部作の完結編が出版されたのは2004年。33の言語に翻訳されて35以上の国や地域で発行されている。

今、人気の若手ホラー作家の素性が明らかに！
■ ニューヨーク・タイムズの書評で「読み手を虜にする機知に富んだ物語」と取り上げられ人気上昇中のホラー小説「ハート・シェープド・ボックス（Heart Shaped Box）」。著者はこれが長編デビュー作となるジョー・ヒル（Joe Hill＝34）。彼の目や太い眉は、若し日のキングにそっくりだ。彼はこのデビュー作を機に初めて自らの素性を明かした。「自分の文章で父親の存在を思い起こされたくなかったから、姓を変えた」と話している。
■ ベストセラー作家の親の姓を名乗る２世たちは少なくない。キングの妻で作家でもある彼の母、タビサ・キングは息子のよき理解者だったようだ。彼の長編がどこにも売れず頭を抱えていた時期「次の作品を書けということよ」と励まし、陰で支えてくれたという。また父親のキングには各出版社に送るカバーレターのアドバイスを求めた。キングは「大物編集者殿、本物の才能を見たければこれを読め！」と紙に書き、続いて「こうは書かないようにネ」と静かに応援してくれていたと話している。「いずれバレるとは思っていたが特別扱いが嫌いなので、できるだけ長く黙っていようと思った」と語る彼が、文学的に最も影響を受けた人物は「キング」と言う。(強調は引用時)

これは日本語フリー･ペーパーですが、海外の新聞･雑誌なんかでは、｢ジョー･ヒルはスティーヴン･キングの息子だ｣というのは、活字になってただろうと思うんですが。

それはともかく、文学的に最も影響を受けた人物は「キング」とは泣ける。


長く、まとまりがなくなったので、この辺で。いまから｢20世紀の幽霊たち｣を読みます。楽しみ。

スティーヴン･キングのセルフ･インタビュー

スティーヴン･キングのセルフ･インタビューがStephenKing.comに掲載されています。

SELF-INTERVIEW By Stephen King


Yahoo!翻訳

また｢ショーシャンクの空に｣が1位！

Entertainment Weekly(EW.com)のThe Cult 25: The Essential Left-Field Movie Hits Since '83というランキングで、映画｢ショーシャンクの空に｣が1位になっています。

｢カルト的人気の映画｣ランキングが過去25年間の作品を対象に選ばれています。

カルト映画 - Wikipedia

｢ショーシャンクの空に｣の人気はもはや少数者によるものではなさそうですが、興行収入ではいまいち、ビデオリリース後に人気が出たという経緯はカルト映画に相応しいかと。

「FANTASY & SCIENCE FICTION」10･11月号の表紙

スティーヴン･キングの新しい短編「The New York Times At Special Bargain Rates」が掲載されている「FANTASY & SCIENCE FICTION」10･11月号の表紙です。

下の目次によると「The New York Times At Special Bargain Rates」は10ページに満たないようです。

THE MAGAZINE OF
FANTASY & SCIENCE FICTION
October/November • 60th Year of Publication

NOVELETS
Days of Wonder -54- Geoff Ryman
The Visionaries -126- Robert Reed
Planetesimal Dawn -201- Tim Sullivan

SHORT STORIES
Inside Story -6- Albert E. Cowdrey
Sleepless Years -41- Steven Utley
The New York Times At Special Bargain Rates -99- Stephen King
Dazzle Joins the Screenwriter’s Guild -108- Scott Bradfield
Going Back in Time -155- Laurel Winter
Private Eye -158- Terry Bisson
Whoever -174- Carol Emshwiller
Evidence of Love in a Case of Abandomnent: One Daughter’s Personal Account -192- M. Rickert
The Scarecrow’s Boy -231- Michael Swanwick

POEMS
December 22, 2012 -173- Sophie M. White

DEPARTMENTS
Books to Look For -29- Charles de Lint
Musing on Books -36- Michelle West
Plumage from Pegasus: Till Human Voices Shake Us,and We Frown -95- Paul Di Filippo
Films: Things That Go Clank in the Night -149- Lucius Shepard
Coming Attractions -182-
Science: Rocks in Space -183- Paul Doherty and Pat Murphy
Competition #76 -239-
Curiosities -242- Fred Chappell

Cartoons: Arthur Masear (98, 125), J.P. Rini (107).
COVER: "NEW BEGINNING" BY MAX BERTOLINI

「THE MAGAZINE OF FANTASY & SCIENCE FICTION」は1949年10月創刊(ただし創刊号のみタイトルが「THE MAGAZINE OF FANTASY」２号から「SCIENCE FICTION」が付きました、参考)、今年が60年目なんですね。

Stephen King: A Biography (Greenwood Biographies)

洋書ですが、スティーヴン･キングの伝記が今年12月30日に出版される予定。



Albert Rolls(著)
ハードカバー
出版社: Greenwood Pub Group (2008/12/30)
言語 英語, 英語, 英語
ISBN-10: 0313345724
ISBN-13: 978-0313345722
発売日： 2008/12/30

Stephen King: A Biography (Greenwood Biographies) -Amazon.co.jp

Stephen King - www.greenwood.com


Description:
Now known worldwide for his horror creations in best-selling books and popular film adaptations, Stephen King spent years in obscurity trying to find his voice and his audience. For much of his career he chose to remain in the small-town Maine of his youth, far from glittering publishing and film centers, yet few American writers can now equal his hold on audiences worldwide. This biography traces King's evolution from would-be pulp magazine writer to master of his craft, whose work both epitomizes and transcends the horror genre.

• Primary source bibliography of Stephen King's novels, fiction collections, and nonfiction, including his work under the pseudonym Richard Bachman
• Exhaustive A-to-Z bibliography of books and articles about King and his work, including online resources and a list of Web sites devoted to King
• Photographs of King at different stages of his career

Table of Contents:

* Preface
* Timeline: Events in the Life of Stephen King
* Chapter 1:Taking Up the Pen
* Chapter 2:Becoming a Writer
* Chapter 3:Finding a Publisher
* Chapter 4:Beginning to Establish the Name Stephen King
* Chapter 5:Becoming the King
* Chapter 6:Responding to Fame and Fortune
* Chapter 7:Settling into His Position
* Chapter 8:Negotiating His Private and Public Lives
* Chapter 9
* Chapter 10:Kings Status Rises
* Chapter 11: The Sense of an Ending
* Chapter 12:Letting People Recover
* Chapter 13:Taking a Stand
* Chapter 14
* Chapter 15
* Chapter 16
* Chapter 17
* Chapter 18:The Long Recovery
* Chapter 19:Retiring, Again
* Chapter 20:His Busy Retirement Continues
* Bibliography

日本語訳の出版希望。

The Celebrity 100 -#34 Stephen King

ちょっと古い話ですが6月に、毎年恒例、米経済誌フォーブスが選ぶセレブ100人ランキングが発表され、スティーヴン･キングが34位にランクインしていました。

The Celebrity 100 Rank26-50

#34 Stephen King

The king of horror was scraping by on a schoolteacher's salary before his novel Carrie came out in 1974. Since then he has sold 300 million books. Fifty-four of his novels and short stories have been turned into films, including Carrie and The Shining.

ランキング100は収入、雑誌の表紙を飾った回数、ウェブで言及されている回数などに基づいて作成されている。

収入だけなら4500万ドル(約49億円)で100人中20位タイでした。

以前の調査で米国人が好きな本第5位だった「ザ･スタンド」のマーベル･コミックス版発売は、来年のランキングでもっと上位に入るきっかけになるでしょうか？。

以下がフォーブス･セレブランキング総合トップ10。
1位　オプラ・ウィンフリー
2位　タイガー・ウッズ
3位　アンジェリーナ・ジョリー
4位　ビヨンセ・ノウルズ
5位　デヴィッド・ベッカム
6位　ジョニー・デップ
7位　ジェイ・Ｚ
8位　ザ・ポリス
9位　J.K.ローリング
10位 ブラッド・ピット