2009年6月30日火曜日

ダラボン「映画 The Long Walk はミストみたいに低予算で作るよ」

先日発表されたサターン賞の "Best DVD Special Edition Release" という部門賞に、映画「ミスト」コレクターズセット(2枚組み)/ STEPHEN KING’S THE MIST (2 disc Special Edition) が選ばれました。白黒版が評価されたんでしょうか?

第35回サターン賞、受賞結果 - allcinema
The Academy of Science Fiction, Fantasy and Horror Films ホームページ

授賞式に現れた「ミスト」の監督フランク・ダラボンを、ShockTillYouDrop.com がインタビューしています。
Frank Darabont Contemplates King and Bradbury - ShockTillYouDrop.com

The Long Walk/ 死のロングウォークは「ミスト」よりも低予算で作るつもりだそうです。理由は「作品のシンプルさを壊したく無いから」で、The Running Man/ バトルランナーのようには(原作をぐちゃぐちゃに)したくないと述べています。ダラボンは、巨額の予算を獲得する→制作費回収のため(あるいは出資者を納得させるため)原作から大きく離れた脚色になる、というパターンを嫌ってるっぽいですね。

ダラボンの現在の最優先課題はブラッドベリの「華氏451度」の製作に入ることのようですが、「ロングウォーク」についても、「もう何年もかけたくない」としています(ここ2年ほど同じ言葉を何度も聞いている気がしますが(笑))。


映画化するならダラボンに手がけてほしいと思うんですが、「華氏451度」のほうも順調ではないようですし、どうなるでしょうか。

2009年6月29日月曜日

グラフィックノベル版"N."のハードカバー、アマゾンで予約開始

スティーヴン・キングの短編 N. のグラフィックノベル版ハードカバーが2009年10月29日に発売予定であることが分かりました。アマゾンに掲載されています。

Amazon.co.jp と Amazon.com によると、ハードカバー版"N."の情報は次のとおり。
定価: 24.99ドル
ハードカバー: 112ページ
出版社: Marvel Comics (2009/10/29)
言語 英語, 英語
ISBN-10: 0785134530
ISBN-13: 978-0785134534
発売日: 2009/10/29
商品の説明として、"This title collects Stephen King's "N. The Comic Series", numbered 1-4."とあるので、ハードカバー版の発売前に、マーベル・コミックス版「ダーク・タワー」や「ザ・スタンド」のように20ページ前後の薄いコミックブックのシリーズが、4巻発売されるかもしれません。



短編小説"N."は短編集 Just After Sunset に収録。2008年7月28日からは、アメコミの絵+英語音声で構成された全25話のビデオシリーズとしても公開されていました(現在も視聴できます)。ビデオシリーズ公開時には、マーベルが2009年にグラフィックノベルとして発売することも伝えられていたので、これが実現したことになります。

動画版 N. の視聴はこちらから(無料)

2009年6月27日土曜日

「シャイニング」Blu-ray 発売

6月24日、映画シャイニングのブルーレイ版がようやく発売されました。本来なら1年前に出ていたものなんですけどね。詳しくは、「国内版ブルーレイ『シャイニング』発売決定 - スティーヴン・キング研究序説ココログ分室」をどうぞ。

「シャイニング」Blu-ray 版 - 楽天市場


Dark Tower: The Fall of Gilead #3 のプレビュー

7月22日発売予定の Dark Tower: The Fall of Gilead #3 の通常版の表紙とモノクロプレビュー画像4枚が公開されています。

Dark Tower: Fallen Children - Marvel.com

過去記事:
Dark Tower: The Fall of Gilead #2 発売

2009年6月26日金曜日

新作短編 Morality の全文が Esquire のサイトで読める?

米 Esquire 2009年7月号に掲載されたスティーヴン・キングの新作短編 Morality が、Esquire のサイトで読めます。どうも全文が掲載されているようですよ。(Esquire まだ買ってないので確信はないですが)

Morality: Stephen King's All-New Story of Recession - Esquire

過去記事:
新作 Mortality 掲載号の表紙
Mortality ではなく Morality が正しいタイトルかも

下は Morality 掲載号へのリンク。

Ghosts ポップスの帝王とホラーの帝王

マイケル・ジャクソンが亡くなったとのことで、マイケル・ジャクソンのこれまでの代表的なビデオクリップなどを米Yahoo!がまとめて公開中 - GIGAZINE のような記事もありますが、キングファンブログとしては、やはり Ghosts を紹介して、追悼したい。

King of Horror : スティーヴン・キングと King of Pop : マイケル・ジャクソンの共同原案のミュージックビデオ、Ghosts です。


2009年6月25日木曜日

The Stand: American Nightmares #4 の表紙

マーベル・コミックス版「ザ・スタンド」第2シリーズ第4巻、The Stand: American Nightmares #4 の表紙3種類が出揃いました。上から順に、通常版、Perkins Variant、Sketch Variant です。7月8日発売予定。

The Stand: American Nightmares #4

The Stand: American Nightmares #4 Perkins Variant

The Stand: American Nightmares #4 Sketch Variant


COVER BY: Lee Bermejo/ Mike Perkins
WRITER: Roberto Aguirre-Sacasa
PENCILS: Mike Perkins
INKS: Mike Perkins
COLORED BY: Laura Martin
LETTERED BY: Rus Wooton|VC - Rus Wooton

THE STORY:
The penultimate chapter of the second volume based on Stephen King's horror epic! The survivors of the Captain Trips plague have started to team-up. Stu Redman and Glen Bateman trade origin stories--and horror stories about their mutual nightmares--while Randall Flagg sets out to recruit his first soldier in the ultimate battle between Good and Evil: Lloyd Henreid. But will the starving madman accept the dark man's offer? And either way, will he or his soul survive? Cardstock Cover/Parental Advisory …$3.99

IN STORES: July 8, 2009

2009年6月23日火曜日

ニューヨークで講演会-Under the Dome 発売イベント

Under the Dome の発売日である11月10日に、スティーヴン・キングがニューヨークで講演会を開催すると、StephenKing.com などで案内されています。
Times Talks | A Conversation with Novelist Stephen King
開催日時: 2009年11月19日(火曜日)午後7時から8時30分
スティーヴン・キングが、彼の作家人生と、新作 Under the Dome について語る。司会(インタビュアー)はニューヨーク・タイムズの映画・文学評論家ジャネット・マスリン。

On the publication of his latest novel, “Under the Dome,” celebrated storyteller and best-selling author Stephen King (“Just After Sunset,” “Duma Key,” “The Stand,” “The Shining” and more than 50 other novels) talks about his career as a novelist, screenwriter and columnist and discusses his new work, a tour de force set in a Maine town and featuring more than 100 characters who encounter a supernatural element as baffling and chilling as any the author has ever conjured. Interviewed by New York Times book critic Janet Maslin.
Address: TheTimesCenter, 242 West 41st Street, New York City
定員は350人。入場券は一人30ドルで、これには Under the Dome の書籍代は含まれない。キングのサイン入り Under the Dome が販売されるかもしれないが、未定。また現時点では、サイン会の予定もないようです(参考)。


それで、以前の記事「Under the Dome サイン会」に次のように書きました。
サイン会が行われるのは次の都市。

New York
Baltimore かワシントン D.C. のどちらか
Atlanta
Sarasota
Minneapolis
Toronto
New England city(コネチカット州、ニューハンプシャー州、バーモント州、マサチューセッツ州、メイン州、ロードアイランド州)のどこか
しかし、これらの都市は出版記念イベントの開催場所であって、すべての会場でサイン会が行われるわけではないそうです。また、すべての会場で、ニューヨークのイベント Times Talks のような講演が行われるわけでもないとの事(参考)。
訂正します。

Under the Dome の表紙は9月公開?

2009年6月22日月曜日

短編映画 My Pretty Pony のティザー動画

スティーヴン・キングの短編、My Pretty Pony(かわいい子馬)のティザー動画が公開されました。

My Pretty Pony Teaser (a Dollar Baby Project, story & (c) Stephen King) USED BY PERMISSION on Vimeo



この短編映画 My Pretty Pony は、キングの短中篇の映像化権を、1ドルで取得して作成できる Dollar Baby 作品のひとつ。Dollar Baby - Wikipedia (英語版)の記述によると、制作費500ドル、全4.4分の長さ(または、短さ)。

2009年6月21日日曜日

エルモア・レナードについてのコラム

2009年5月17日、Boston.com(The Boston Globe のサイト)に、スティーヴン・キングがエルモア・レナードについて書いた記事が公開されました。

Stephen King: Elmore Leonard's latest starts good, gets better | boston.com

エルモア・レナードは、キングが選ぶ2007年ベスト映画10 で第7位に入っていた「3時10分、決断のとき」(原題"3:10 to Yuma")の原作者。日本での公開が2009年8月8日に決定した映画「3時10分、決断のとき」は、1957年公開の映画「決断の3時10分」のリメイクですが、米エンターテインメント・ウィークリー誌が発表した、リメイク映画のベスト&ワースト でベスト作品12本中の1本にも入っていたりする。面白い映画になっていそうです。

「3時10分、決断のとき」ティザーサイト
エルモア・レナード - Wikipedia
エルモア・レナード - Amazon.co.jp

2009年6月20日土曜日

無人島に持っていく音楽-スティーヴン・キングの場合

英 BBC のラジオ番組、Desert Island DiscsWikipedia)は、毎週一人のゲストに、「あなたは、無人島に流されることになりました。もう戻れません。持っていきたいレコードを8枚と、贅沢品をひとつ、本を一冊選んでください」と質問する番組を、1942年から続けているそうですが、2006年11月19日放送回のゲストがスティーヴン・キングでした。

This Week's Guest: Stephen King - Desert Island Discs
List of Desert Island Discs episodes - Wikipedia

番組はまず、無人島に持って行きたい8曲を挙げてもらい、曲の一部を流しながらトーク。番組の最後に、8曲から特別の1曲を選んでもらう。さらに、贅沢品をひとつ(動物や、脱出手段、外部とのコミュニケーションツールは除く)と、本を一冊(他に聖書、または自分の宗教の聖典とシェイクスピア全集を持って行ける前提で)挙げてもらうという流れ。

以下、キングが選んだ曲。2番目のボブ・ディランが特別の1曲。(7位のリアーナに笑った、若いな)
1.She Loves You
Performer The Beatles


2.Desolation Row
Performer Bob Dylan



3 Choctaw Bingo (YouTube)
Performer James McMurtry

4.Middle of the Road (YouTube)
Performer The Pretenders

5.Barrier Reef (YouTube)
Performer Old 97’s

6.Ramrod (YouTube)
Performer Bruce Springsteen

7.Pon De Replay (YouTube)
Performer Rihanna

8.When the Stars Go Blue (YouTube)
Performer Ryan Adams


贅沢品は Water Hammock。本はオーデン詩全集(Collected poetry of W. H. Auden)。「帰ってこれないなら、そこで楽しむしかないよ」って事ですかね。
Water Hammock


私だったら、顕微鏡と昆虫図鑑(か植物図鑑)を。分類・同定する楽しみがあるぐらい近縁種が多くいる島に行きたい。音楽は Learn to be Lonely かな。

過去記事:
キングが選ぶ 本&音楽アルバム Top10 2008年版
キングが2008年に読んだ本で最高の作品は?

グラフィックノベル版 Talisman の issue #0

Del Rey 社から発売予定のグラフィックノベル版「タリスマン」の第0巻(issue #0)の表紙が、StephenKing.com で公開されました。

The Talisman #0 | StephenKing.com
Cover for issue #0 of The Talisman

「ジャック・ソーヤー、老けすぎ」というわけじゃなく、表紙の男性はジャックの父フィル。issue #0 では、小説「タリスマン」以前の世界での、ジャック父が描かれる。

Talisman #0 は、限定版と通常版の2種類が用意される。白黒(black-and-white)の限定版は、7月22日から26日までサンディエゴで開催されるコミコン・インターナショナル(Comic-Con International) で配布開始されます。通常版は、10月21日から、全米のコミックショップで手に入る模様。限定版は無料のようですが、通常版は有料かも知れません。


ちなみにこのプレスリリースには、
Television rights to The Talisman are under development by Steven Spielberg and Kathleen Kennedy.
このような文もあり、スティーブン・スピルバーグが、「タリスマン」をテレビ向けにミニシリーズ(合計6時間)にするという話は継続中のようです。


2008年10月の発表によると、コミック版「タリスマン」シリーズは24巻かそれ以上になる見込み。

過去記事:
コミック版「タリスマン」のスケッチ画
グラフィックノベル版「タリスマン」の新イラスト公開

2009年6月19日金曜日

トミーノッカーズ・ツアー

Tommyknockers & More Bus Tours
Bangor Daily News の記事によると、Tommyknockers & More Bus Tours という観光ツアーがあるそうです。

Tommyknockers tour a look at King’s Bangor

メイン州バンゴアには、キング小説の架空の町、デリーで描かれている建物や場所、またはそのモデルになったスポットが多く存在している。2004年に始まったトミーノッカーズ・ツアーは、こうしたデリー/バンゴアのランドマークを見て回る90分のバスツアーで、見学場所の一例は次のとおり。

バンゴア国際空港(ランゴリアーズ)
Mount Hope Cemetery(「ペット・セメタリー」)
マンホール(IT、ジョニーをつかまえた時にペニーワイズが覗いていた側溝の穴?)
Kenduskeag Stream(The Body の川)

などなど。記事には書かれていないですが、「IT」の給水塔のモデルなどもコースに入っているのではないかと思います。「トミーノッカーズ」の舞台はヘイヴンなのに、なぜデリー巡りのツアーにその題が使われているのかは、記事からは分かりません。

案内役は、このツアーのガイドを務めるのは今年で3年目の Scott R.C. Levy 氏。このリンク先のページ右にあるニュースビデオに15秒ほど出演されています。

参加費は一人12ドル。今年は7月4日、8月16日、9月20日、10月25日に行われる。他の日程では貸切ツアーも予約できる模様。その場合の料金等は次のリンク先に連絡してご確認を。

The GBCVB's "Tommyknockers & More" Bus Tours and Stephen & Tabitha King

メイン州を訪れて、キング小説でなじみの場所を見学しようと思っても、迷ったり、モデルになった場所が存在すること自体を知らない場合なども、当然あるでしょうから、こういうツアーに参加するのもいいでしょうね。

過去記事:
リメイク版「IT」はR指定に

2009年6月18日木曜日

Dark Tower: The Fall of Gilead #2 発売

マーベル・コミックス版「ダーク・タワー」の第4シリーズ第2巻、Dark Tower: The Fall of Gilead #2 が6月17日発売されました。いつもはプレビューとして、数ページ分の画像が公開されますが、今回は無いようです。以下、3種類の表紙です(上から通常版、Edwards Variant、Sketch Variant)。

Dark Tower: The Fall of Gilead #2 Standard Cover

Dark Tower: The Fall of Gilead #2 Variant Cover

Dark Tower: The Fall of Gilead #2 Sketch Variant Cover

COVER BY: Richard Isanove/ Tommy Lee Edwards
WRITER: Peter David/ Robin Furth
PENCILS: Richard Isanove
LETTERED BY: VC - Chris Eliopoulos

THE STORY:
Roland has been arrested and imprisoned for the murder of his mother, Gabrielle. If he is found guilty, he will be hanged. Meanwhile, his father, Steven, Chris Johns and Robert Allgood have left Gilead in pursuit of the evil Marten Broadcloak and John Farson. But Marten has set a trap and the trio are surrounded by the horrifying Slow Mutants. Their death at the hands of these creatures seems imminent... Cardstock Cover/Parental Advisory…$3.99 ©2009 Stephen King. All rights reserved.

IN STORES: June 17, 2009

2009年6月16日火曜日

Under the Dome の表紙は9月公開?

Stephen King's Under The Dome

StephenKing.com公式掲示板に、掲示板の管理人が投稿した情報によると、スティーヴン・キングの新作長編 Under the Dome の表紙は、今年9月以降の「イベント」で発表されるとの事。
Scribner is planning to make the unveiling of the cover an "event".(5月中旬の投稿
(Under the Dome の出版社である)Scribner はある「イベント」で表紙を公開することを計画している

At this time, the plan for their promotion to release the cover art is that it will begin in September.(5月下旬
現時点では、表紙を公開するプロモーション活動(「イベント」のことでしょう)は9月に開催予定

また、以前の記事で、上の画像を「Under the Dome の表紙か?」と紹介しましたが、
It's what Scribner has used for their sales catalogs but it's not what will be on the book.(#45
Scribner が出版カタログに使用したが、実際に使用されるものではない
とあり、これとは違う表紙が用意されるようです。

Dark Tower: The Fall of Gilead #5 の表紙

マーベル・コミックス版「ダーク・タワー」第4シリーズの最終巻である、Dark Tower: The Fall of Gilead #5 の表紙(通常版)が公開されました。

FIRST LOOK: September 2009 Best-Selling Authors Comic Books

Dark Tower: The Fall of Gilead No5

The Fall of Gilead #5 は2009年5月発売。

DARK TOWER: THE FALL OF GILEAD #5 (of 5)
Written by PETER DAVID & ROBIN FURTH
Pencils & Cover by RICHARD ISANOVE
Variant Cover by RAFA SANDOVAL
Sketch Variant by RICHARD ISANOVE
Farson's men have arrived! Every man and boy over the age of eleven is armed and prepared for battle. The women and children hide themselves deep within the city. And while the war rages, an injured Steven Deschain fights his way home through the wreckage with a singular determination…all in hopes of saving his imprisoned son Roland. It's the penultimate chapter of Stephen King's magnum opus that will change the world of Dark Tower forever!

2009年6月15日月曜日

2008年ブラム・ストーカー賞2部門受賞

2008年に出版されたホラー作品が対象となる、2008年ブラム・ストーカー賞が発表されました。スティーヴン・キングは、Novel 部門を Duma Key で、Fiction Collection 部門を Just After Sunset で受賞しました。

The 2009 Stoker Awards Weekend

ブラム・ストーカー賞は、アメリカのHWA(Horror Writers Association ホラー作家協会)が主催。

キングはこれまでに「ミザリー」や「グリーンマイル」などで、ブラム・ストーカー賞を複数回受賞していますが、同一年に2部門受賞するのはこれが初めてかな、と思うのですが、確証はないです。過去の受賞作はこのリンクから、左のサイドバーの What is a Stoker をクリック、さらに一番下のリンクをクリックすると見れます。

Lilja's Library によると、キングは授賞式には出席せず、名誉ゲストとして参加していたミック・ギャリスが代わりに賞を受け取ったとの事。

2009年6月12日金曜日

キング作品が文書共有サイト Scribd でも購入できるように

スティーヴン・キングの書籍を扱う出版社 Simon and Schuster が、テキスト版 YouTube とも言われる文書共有サイト Scribd で e-book を販売することに決まったようです。6月12日現在、"Cell" が確認できましたが、今後、もっと多くの作品が購入できるようになると思われます。

Stephen King publisher warms to Scribd store

Cell; A Novel
↑サイドバーでページをスクロールできます。

Scribd は、ユーザーが投稿したテキストファイルやPDF、Word、PowerPointなどのファイルを Flash に変換し、簡単に見れるようにしてくれている便利さが特徴の文書共有サイト。

サイト上の広告で稼いでいましたが、さらなる収益化を図るために、ユーザーが自分の小説などオリジナル文書を課金販売できる Scribd Store を先日5月に開設。同時に、有名作家の書籍を扱う出版社とも提携を目指していましたが、Simon and Schuster などと提携しました。

Scribd は著作権の問題で出版社から批判を浴びており、過去には「ハリー・ポッター」の海賊版が投稿され、著者のJ.K.ローリングから削除を求められたこともあったとか。今回の Simon and Schuster との契約では、海賊版を排除するための技術開発が評価された模様。



わたしは Scribd で、キング作品など、勝手に投稿されている有名作家の小説を何度か見つけたことがあり、かなりブラックなサイトだと思っていたのですが、有力出版社と契約してしまいました(笑)。

今後、さらに多くの出版社が参加し、もっと多くの書籍の e-book 発売されるようです。e-book は、Amazon Kindle と同じで日本からは買えないので、あまり関係のないことですが、「アマゾンなか身!検索」と比べて、プレビューの見やすさが抜群に良く、洋書を買うときのプレビューとして重宝する事もありそうです。

大手出版社、文書共有サービスのScribdを利用し始める | TechCrunch

2009年6月11日木曜日

映画「ドランのキャデラック」スウェーデン公式サイト

映画「ドランのキャデラック」のDVD公式サイトがオープンしました。ただし、スウェーデン版です。

Dolan's Cadillac | 公式サイト 勝手に予告編が再生されるので閲覧注意

分かる範囲で述べると、
  • DVD 版と Blu-ray 版が7月1日発売
  • 価格は、DVD 版が 169 スウェーデン・クローナ(約2200円)、Blu-ray 版が 199 クローナ(約2600円、安い!)。
  • 収録時間は105分。DVD はリージョン2
  • 字幕: スウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語、フィンランド語

DVD には、クリスチャン・スレーターが一人で写っているものと、イラストが使われているものと、2種類のパッケージがあるように見えますが、違いは不明です。スウェーデンのネットショップでは予約を受け付けていますが、どこもイラスト版しか扱っていないようです。

アメリカ版などについての情報はまだありません。

TSUTAYA Online の「泣ける映画」ランキングで「グリーンマイル」が第6位

ツタヤ・オンラインの「泣ける映画」ランキング

「泣ける映画」ランキング | TSUTAYA online

「恋空」が1位になるランキングで、「グーリンマイル」が6位に入るというのは、広い年代に知られている、ということかな? 私にとって泣ける映画といえば「サトラレ」です。

Nightmares & Dreamscapes オーディオ版の朗読者が豪華


2009年6月30日にスティーヴン・キングの短編集 Nightmares & Dreamscapes のオーディオ CD が発売されます。以前カセットテープで(ダウンロードも?)販売されていたようですが、CD 化されるのはこれが初めてとのこと。

CD は3部に分かれて発売。定価はいずれも 14.99ドル。

以下、収録作品とナレーター。
1. Dolan's Cadillac and Other Stories(5枚組み)
ドランのキャデラック by ロブ・ロウ(死霊伝説 セーラムズ・ロット [DVD]
幼子よ、われに来たれ by ウーピー・ゴールドバーグ
クラウチ・エンド by ティム・カリー(イット
雨期きたる by イヤードリー・スミス(地獄のデビル・トラック

2.Chattery Teeth and Other Stories(4枚組み)
チャタリー・ティース by キャシー・ベイツ(黙秘ミザリー
かわいい子馬 by ジェリー・ガルシア(グレイトフル・デッドのリーダー)
スニーカー by デヴィッド・クローネンバーグ(デッドゾーン)
献辞 by リンゼイ・クローズ(女優)

3.The House on Maple Street and Other Stories(5枚組み)
メイプル・ストリートの家 by タビサ・キング
アムニー最後の事件 by ロバート・B・パーカー
ヘッド・ダウン by スティーヴン・キング
ブルックリンの八月 by スティーヴン・ジェイ・グールド

進化生物学者のスティーヴン・ジェイ・グールドという、毛色の変わった参加者もいますが、グールドも含めて、豪華ですね。

リスニング力というのはなかなか向上しなくてくじけそうになりますが、「かわいい子馬」の話は、苦しい時間の乗り越え方を語っているので(ちょっと違うかも)、このCDは勉強用にぴったりの題材かもしれません。

次のリンクでは、一部作品を試聴できます。
http://www.stephenking.com/promo/nad_collections/

2009年6月5日金曜日

American Nightmares #3 のプレビュー拡大版

過去記事「American Nightmares #3 のプレビュー」で紹介したプレビューより大きなサイズの画像が、次の PDF ファイルで見れます。

American Nightmares #3 プレビュー(PDF)

StephenKing.com で紹介されていますが一応。

映画 Dolan's Cadillac の新 Trailer

Dolan's Cadillac movie

7月1日に DVD 版を発売する(らしい)スウェーデンの Noble Entertainment のサイトに新しい動画があったのでどうぞ(ネタばれ注意)。

http://www.nobleentertainment.com/pub/_trailers/Dolans_Cadilac_Trailer_Noble.mov

または、次のリンクから、左サイドバーの TRAILER をクリック。

Dolan's Cadillac | Noble Entertainment

映画 Dolan's Cadillac は、アメリカでは劇場公開されずにダイレクトにDVD化される可能性が高い、と伝えられています。アメリカ・日本での DVD 発売日は未定。

以前のエントリー「ドランのキャデラック、予告編公開」で紹介した先の動画は消えてしまいましたが、YouTube で見れます。


過去記事:
映画「ドランのキャデラック」のポスター
Dolan's Cadillac の DVD が7月発売?
"Dolan's Cadillac" DVD 版の画像追加

2009年6月3日水曜日

"Dolan's Cadillac" DVD 版の画像追加

スウェーデンで 7月1日に発売されるらしい、映画 "Dolan's Cadillac" のDVD版の画像を以前紹介しましたが、販売元のサイトに画像が追加されていたので、ご紹介。

Dolan's Cadillac-Press Image | Noble Entertainment
上のリンク先には作中の画像(ネタばれ注意)も4枚あるのでどうぞ。

Dolan's Cadillac DVD image

Dolan's Cadillac DVD image

次の画像は以前紹介したもの。デザインが違いますが、一方が2枚組みとかそういうことですかね。ちょっとわかりません。


映画 Dolan's Cadillac は、アメリカでは劇場公開されずにダイレクトにDVD化される可能性が高い、と伝えられています。アメリカでの DVD 発売日は未定。

過去記事:
Dolan's Cadillac の DVD が7月発売?
ドランのキャデラック、予告編公開

2009年6月1日月曜日

Mortality ではなく Morality が正しいタイトルかも

前の記事で「新作 Mortality 」と書きましたが、もしかすると、この短編のタイトルは Mor"t"ality (死亡率)ではなく、 Morality (道徳)かも知れません。

Stephen King's Mortality

赤字の "H" の左、および女性の右腕前腕部には、Morality と書かれています。

2008年12月、StephenKing.com の掲示板に管理人が
Right now he's working on the edits for Under the Dome. He did finish a novella called Mortality but I don't think that's been sold for publication yet."
と書いてから今まで、この短編は "Mortality" として扱われてきましたが、それが間違いだったか、あるいは Esquire 2009年7月号の表紙製作時に間違いがあったか、のどちらかです。ただ、この短編が
story of recession
と書かれていることから、Morality のほうが正しそうです。

2009年6月27日追記
新作短編 Morality の全文が Esquire のサイトで読める?

過去記事:
Mortality
' Mortality ' は7月ごろ Esquire Magazine に掲載

新作 Mortality 掲載号の表紙

キングの新作短編 Mortality は、今年2月のアナウンスどおり、Esquire Magazine 2009年7月号に掲載されることがわかりました。次の画像はその表紙。イヤッホーな表紙ですね(笑)

Stephen King's Mortality

表紙のモデルは、Bar Refaeli さん。体のペインティングが、Mortality の冒頭部分らしいので、目を凝らして読むしかないです。お尻の左側に、
story of recession
とあるのが分かります。 Mortality とは「死亡率」のこと。

Esquire Magazine 2009年7月号は今週発売予定。Esquire は、2007年7月号にキングの短編 Gingerbread Girl(短編集 Just After Sunset にすでに収録)を掲載し、発売から2週間後には、その短編の一部をウェブサイトにも掲載したので、Mortality でも同じことをしてくれるかもしれません。

The Gingerbread Girl: An Excerpt | Esquire

(Mortality が掲載されるのは、Esquire 本国版であり、今月号で休刊する Esquire 日本版2009年7月号ではありません。念のため)

Stephen King’s Novella Mortality In The July 2009 Esquire Magazine | THE FIRE WIRE

追記: 次の記事「Mortality ではなく Morality が正しいタイトルかも

2009年6月27日追記
新作短編 Morality の全文が Esquire のサイトで読める?