2008年5月31日土曜日

"A Very Tight Place"出ました

5月28日、スティーヴン・キングの新しい短編「A Very Tight Place」が収められた季刊誌「McSweeney's Issue 27」が発売された。



The McSweeney's Storeより引用
Plunging straight into the grayish, faintly understood area of the art world that involves oddly drawn objects coupled with uncertainly spelled text, McSweeney's 27 brings together a previously uncategorized cadre of pithy draftsmen, genius doodlers, and fine-artistic cartoonists, and buffets them with essays examining just what it is that these people are doing and why the world should know about it. With work by Jim Shepard, Stephen King, Art Spiegelman, David Shrigley, Tucker Nichols, and many others, and stories by a wide variety of excellent writers.

Nightline's Interview With Stephen King - ABC Newsによると、「A Very Tight Place」は不運にもある場所に一人閉じ込められた男の話のようです。すごく面白そう。

仮設トイレ


「A Very Tight Place」は今年11月発売予定の短編集「Just After Sunset」にも収録予定。

2008年5月27日火曜日

「Just After Sunset」初版125万部?

今年11月11日にアメリカで発売予定のスティーヴン・キングの新しい短編集「Just After Sunset」の初版は125万部が見込まれているようだ(第1刷に限らず第2刷、3刷ぐらいは含むのかもしれませんが、詳しいことは分かりません)。

The Confidence Game - Publishers Weekly

ページの半分より下の方、| November 11 | のところに

「Just After Sunset by Stephen King (Scribner, $28). 1.25 million copies.」

とある。


ちなみに同じ発売日の「You: Being Beautiful」が200万部らしいが、記事本文によるとノンフィクション、おそらく自己啓発本なので、「Just After Sunset」は発売1週目にフィクション部門売上1位を記録できると思われる。

(記事本文にある「You: Looking Beautiful」は間違いで、「You: Being Beautiful」が正しいようだ。)

Simon & Schuster: YOU: Being Beautiful: The Owner's Manual to Inner and Outer Beauty

2008年5月26日月曜日

大学読書人大賞の投票作品に「トム・ゴードンに恋した少女」が

5月4日、大学文芸部員が大学生に読んでほしい本を選ぶ「大学読書人大賞」の第1回大賞作品にアーサー・C・クラーク著『幼年期の終わり』が選出されました。

大学読書人大賞ー大学文芸部イチオシの本

第1回大学読書人大賞の選定までは以下の流れ
1. まずサークルの中で、最大5作品までの「大学生にぜひ読んでほしい本」を選んでください。
* 選考対象作品は、2006年12月1日から2007年11月30日までに日本国内で第1刷が発行された、ISBNコードがついている本です。
* 活字主体の本ならジャンルは問いません。文庫落ちも可。

2. 選んだ5冊までの書名を、投票用紙に記入して、2007年12月20日までに、郵送で投票してください。
* 重複投票は無効。本単位での投票としますが、上下巻などは合わせて1作品とみなします。

3. 年明けには投票を集計して、上位5作品を「大学読書人大賞」候補作品としてノミネート。
* 候補作品は場合により、4または6作品となることがあります。

4. 各サークル単位で、ノミネート作品を改めて読んでいただき、その中で最も「大学生に薦めたい」と思った1作品の推薦文を書いて、3月1日までに当サイトに送ってください。

5. サイトにアップされた推薦文をお読みいただき、5作品の推薦文の中から、それぞれ最も優れていると思った推薦文を1つずつ選んで、4月1日までに投票してください。

6. 作品ごとに、最も票の集まった最優秀推薦文を選び、その推薦文を執筆したサークルの代表者5人に、ゴールデン・ウィーク中(日時未定)に東京に集まってもらって、公開討論会を行います。討論の最後に、討論参加者5人に5作品の順位を付けていただき、最も高い評価を集めた1作品を「大学読書人大賞」とします。

7. 6月には大賞受賞作家を招いて授賞式を行い、作家と投票に参加した文芸部の皆さんの、交流の場にしたいと思います。

で、「大学読書人大賞」- 投票作品一覧によると、どこかの大学サークルがスティーヴン・キング著「トム・ゴードンに恋した少女」を選んでいた模様。全85作品中の11位以下なので1票か2票だと思いますが。


ちなみに「選考対象作品は、2006年(平成18年)12月1日から2007年(平成19年)11月30日までに日本国内で第1刷が発行された」というのは「書籍の奥付に付けられた『第一刷』の発行日」で判断するようです。また、選考対象作品は、
1 明らかな分冊(上下などの続きもの)の場合はまとめて1作品としてカウントします。
2 上巻が2006年12月1日から2007年11月30日の間の発行でなくとも、下巻がこの期間内に発行されていれば選考対象と認めます。
4 同じ続き物でも、「シリーズ物」の場合は作品ごとに選考対象とします。メインタイトルが同じでも、異なったサブタイトルがついていれば、「シリーズ物」とみなします。たとえば、下記のような5冊のシリーズがあった場合、選考対象は3作品となります。
【とあるシリーズA】
第一作目 ―――――― ⇒1作品とみなす
第二作目 ―――――― ⇒1作品とみなす
第三作目―――――上
      ―――――中 ⇒上・中・下の3つを併せて1作品とみなす
      ―――――下
とあり、

つまり「セル」は2007年11月末には発売されていましたが奥付に「平成19年12月1日発行」と記されているので、今回は選考対象作品ではなかった模様。

一方、「2006年12月10日 第1刷」の「ブルックリンの八月」は対象作品ですがどの大学サークルも選出しなかったようです。

さらにダーク・タワー第7部(中)は「平成18年12月1日発行」、ダーク・タワー第7部(下)は「平成19年1月1日発行」なのでダーク・タワー第7部も(おそらく)選考対象作品ですが選ばれなかったようです(こちらは当たり前か、第7部だけ選んだりしないよな)。

いい本読んでるなと、「トム・ゴードンに恋した少女」を選んだ大学生を褒めてあげます。

2008年5月24日土曜日

トヨタ「パワーポイント自粛令」とウォーレン・バフェット

スティーヴン・キングと関係ない話ですが。

トヨタグループが「パワーポイント」自粛令!? - ダイヤモンド・オンライン

読まれた方も多いでしょうが、「トヨタグループ内で、マイクロソフトの「パワーポイント」使用の自粛ムードが広がっている。」らしい。

社長の発言がキッカケということですが、
1.「パワーポイントは一切使うな」といったわけではない
2.経費の無駄と、パワーポイントで資料を作成する時間の無駄を積極的に省け
ということだから、「何でもかんでもパワーポイントで資料作るのはくだらない」と思っている人にとってはむしろいいことでしょう。



で、トヨタが世界一の自動車会社なら、世界一の資産家はウォーレン・バフェット氏。

ウォーレン・バフェット氏の個人資産の99.9%は、自身が経営するバークシャー・ハサウェイ社の株式です(確か)。

そのバークシャー・ハサウェイのサイトは以下のリンク。

BERKSHIRE HATHAWAY INC.

ちなみにバークシャー・ハサウェイはニューヨーク証券取引所(NYSE)上場。株式時価総額は20兆円の企業です。そのサイトがこの簡素さ。

バークシャー・ハサウェイは投資会社でありそのウェブサイトで一般消費者に商品やサービスを紹介したり販売したりするわけではないのでこれで十分だ、というのがバフェット流なんでしょう。

トヨタぐらい利益があっても、必要のないときにはパワーポイントを使うのは止めようと話す経営トップはウォーレン・バフェットのお気に召すかもしれませんね。(バフェットは日本株には投資しないのですが)

2008年5月23日金曜日

映画「ミスト」公開二週目も第7位!

スティーヴン・キング原作の映画「ミスト」の公開2週目の週末興行成績は7位だった。

国内映画ランキング: 2008年5月17-18日 - eiga.com

5月17日~5月18日(興行通信社調べ)
1.「相棒 劇場版 絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン」
2.「最高の人生の見つけ方」
3.「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」
4.「隠し砦の三悪人/THE LAST PRINCESS」
5.「名探偵コナン 戦慄の楽譜」
6.「少林少女」
7.「ミスト」
8.「砂時計」
9.「映画クレヨンしんちゃん/ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者」
10.「紀元前1万年」

ちなみにBox Office Mojoの5月17日から18日の集計だと以下の通り。

上映館数が少ないから1館(スクリーン)あたりの平均売上(Avg.)が高いのだろうか。もっと多くの映画館で公開した場合も平均はあまり下がらず、総合順位が大きく上がることはあったのか気になる。

(さすがにこの画像貼り付けは怒られそう。来週はしません)

2008年5月22日木曜日

DARK TOWER: THE LONG ROAD HOME のハードカバーは8月発売か

マーベルコミック版ダークタワーの第2弾「Long Road Home」のハードカバーが8月に発売予定というニュースがIGN.comなどに掲載されている。

Marvel in August '08 - IGN.com
Marvel Comics for August 2008 - MAJOR SPOILERS
DARK TOWER: THE LONG ROAD HOME HC
Written by PETER DAVID & ROBIN FURTH
Penciled by JAE LEE & RICHARD ISANOVE
Cover by JAE LEE & RICHARD ISANOVE
The second collection of the best-selling comic-book series, inspired by Stephen King's epic The Dark Tower! Gunslinger Roland Deschain has seen the death of his lover Susan Delgado. And the Big Coffin Hunters who burned her at the stake are now in pursuit of Roland and his ka-tet Cuthbert and Alain. The friends are forced to flee into the desert with the deadly posse in hot pursuit….and Roland is in a coma! Don't miss the next chapter in the saga of the Gunslinger whose quest for the Dark Tower will shake the foundation of reality itself! Collecting DARK TOWER: THE LONG ROAD HOME #1-5.

120 PGS./Parental Advisory …$24.99
ISBN: 978-0-7851-2709-3
Trim size: standard
©2008 Stephen King. All rights reserved

8月の何日発売かがまだ未定だからでしょうかマーベルコミックの8月発売作品のカタログには掲載されていない(2008年5月22日現在)。

DARK TOWER COMICS HUB - Marvel.com

2008年5月21日水曜日

Google ウェブ検索で映画検索が可能に

2008年5月19日、Google のオフィシャルブログ Google Japan Blog に「Google ウェブ検索で映画検索が可能になりました。」というエントリーがありました。

詳しくは上のエントリーを読んでいただくとして、Googleで「ミスト」と検索してみるとこんな感じ。



さらに検索結果の「ミスト」や「レビュー 35件」をクリックすると以下のような画面に移る。



Googleが収集したレビューのうち、点数のつけられたものを集計して平均点を出している。また、高い評価、普通の評価、低い評価のレビュー数も示されていて、例えば「高い評価」をクリックすると高い評価をつけたレビューだけ見ることも出来る。

レビュー一覧に表示されるレビューは評論家によるもの(というかウェブサイトにあるレビューで一般ユーザーが投稿したものでないもの)が上に表示される。

いくつかの作品を検索して確認した範囲ではレビューは
1.一般ユーザーが書いた場合、映画生活、goo映画から
2.評論家が書いた場合は読売新聞、eiga.com、Elle Premiere Online、日刊スポーツ、INTRO、産経新聞から
集められている。


ちなみにGoogleのトップページから映画のタイトルをWeb検索したときに映画検索の結果が表示されるのはその映画が劇場公開中であり、かつ単館上映など小規模な公開でない場合のようだ。つまりGoogleのトップページからWeb検索する場合、
公開中の「クローバー・フィールド」は表示される。
小規模に公開されている「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」は表示されない。
公開していない「スタンド・バイ・ミー」は表示されない。

トップページからの検索で表示されない映画の場合は、http://www.google.co.jp/moviesから上の検索窓に映画のタイトルを入力して「映画検索」をクリックすると結果が表示されるのでご利用ください(例えば「スタンド・バイ・ミー」を映画検索した結果)。また「movie: 映画名」でWeb検索でも可能。


余談だが
映画検索のGoogleらしいところ→映画検索の結果ページに「このページのレビューは、人手を介さずにコンピュータ プログラムで自動的に選択、表示されています。」と記されているところ。


追記
わたしは知らなかったのだが、amcさんのブログ「景色は小さな枠の中」の「『Google Japan Blog: Google ウェブ検索で映画検索が可能になりました。』について」によると、Googleの映画検索というのは2005年からあったらしい。Google Japan Blog の記事が伝えるのはWeb検索結果に映画検索の結果が表示されるようになりました、ということのようです。

Googleの映画検索機能についてはマイコミジャーナルの「米Googleが映画検索サービスを提供開始 - SMSでも利用可能」も参考になります。

映画検索機能というのは例えば「今すぐ使える Googleサービス完全活用ガイド」とかには載っているんでしょうか?

2008年5月20日火曜日

The Cat From Hell が Just After Sunset に収録

今年11月発売予定の短編集「Just After Sunset」の収録作品に「The Cat From Hell」が追加されることが発表されている。

翻訳作品集成によると「The Cat From Hell」は1977年初出(Cavalier)。邦訳は「魔性の猫」の題で扶桑社ミステリー「魔法の猫 (扶桑社ミステリー)」に収録されている。また、「猫と殺し屋」の題で早川書房「魔猫(まびょう)」にも収録されている。

私は「The Cat From Hell」を読んだことがないか、あったとしても全く覚えていないので収録されることになってよかったです。

2008年5月19日月曜日

図書新聞に映画「ミスト」の評が

以前ダーク・タワーの評論『消失点、暗黒の塔』を紹介しましたが、その著者藤田直哉さんのブログによると「5月17日発売の図書新聞に映画『ミスト』についての評を書きました。」とのこと。

「消失点、暗黒の塔」も面白かったし要チェックです。

ちなみにセブンアンドワイによると図書新聞は1部240円

図書新聞のサイトによると「毎週土曜日書店発売」と週刊のようなので購入される場合は早目にお探しください。

2008年5月18日日曜日

2008年5月17日土曜日

The Long Road Home #2 にsecond printing variantが

マーベルコミック版ダークタワー第2弾「The Long Road Home」の#2が売り切れたようで、新しい表紙を採用して重版されるらしいです。

The Long Road Home#2 Second Printing Variant


マーベルのダークタワーは元から通常版、Variant、Sketch Variantの3種類が用意されているが今回は通常版の表紙が変更されたもの。コレクターの人は大変でしょうね。

マーベルのダークタワーの第1弾、The Gunslinger Bornでは全7巻の内はじめの4巻で異なるカバーの通常版が重版されたらしいですが、The Long Road Homeでは今回が(たぶん)初めて。

大きい画像はRoland Confronts The Crimson Kingの画像をクリックしてご覧ください。The Long Road Home#4の表紙も掲載されています。

ちなみにThe Long Road Home#2の通常版、Variant、Sketch Variantの表紙画像はこちら

2008年5月16日金曜日

映画「ミスト」初登場6位か7位スタート

5月10日に公開された映画「ミスト」の国内興行成績は初登場6位(Box Office Mojo調べ)か7位(興行通信社調べ)だった模様。

5月10日~5月11日(Box Office調べ)
1.「相棒 劇場版 絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン」
2.「最高の人生の見つけ方」
3.「隠し砦の三悪人/THE LAST PRINCESS」
4.「名探偵コナン 戦慄の楽譜」
5.「少林少女」
6.「ミスト」
7.「砂時計」
8.「映画クレヨンしんちゃん/ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者」
9.「紀元前1万年」
10.「スパイダーウィックの謎」


興行通信社の調べによるランキング(5月10日~5月11日)では
6.「映画クレヨンしんちゃん/ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者」
7.「ミスト」
8.「砂時計」
であり、BoxOfficeMojoとは一部順位に違いがある。

もしかすると興行通信社の順位は動員数、BoxOfficeの順位は売上でつけられているのかもしれない。「クレヨンしんちゃん」は観に来るのはお子様が多いだろうから、動員数に比べて収入が少ないだろうということを考慮すれば、順位の違いも説明がつくのだが。


eiga.comの解説には、「フランク・ダラボンの『ミスト』は、公開2日間で動員がおよそ5万4900人、興収が約7600万円で7位からのスタート。全国120館でこの数字はなかなかのもので、当面の目標は興収5億円あたり。」とある。BoxOfficeMojoによると、1館あたりの興行収入では、「相棒」、「最高の人生の見つけ方」に次いで「ミスト」は第3位だった模様。

結構頑張った。

2008年5月15日木曜日

Discussion on Writing with Stephen King その2

昨日のエントリー、Discussion on Writing with Stephen Kingの続きです。

スティーヴン・キングが妻タビサと息子オーウェンとともに出席したイベント「Three Kings」で
読めないと将来は軍に入ってイラクに行くことになったり、まあなんだかそんなことになるぞ/"The fact is if you can read, you can walk into a job later on. If you don't, then you've got the Army, Iraq, I don't know, something like that,"
と発言したのだが、これはジョン・ケリー元民主党大統領候補が2006年に大学生達に対して言った
勉強しないとイラクで立ち往生するぞ/“You know, education, if you make the most of it, you study hard, you do your homework and you make an effort to be smart, you can do well. If you don’t, you get stuck in Iraq.”
と同じで兵士をバカにしている、とNoel Sheppard氏が噛みついたことで少し騒ぎが起きた。

このあと、米軍のスポークスマンがキングのこのコメントに対して声明を出したり(AP通信)
"America's soldiers are proudly serving and fighting for us all. We can be proud of our soldiers' selfless service, their skill and their ingenuity. They certainly are role models for every high-school student in America considering a noble career...and many book authors."
Noel Sheppardに対してキングがオフィシャルサイトで反論したりという応酬があったのだが、結局トム・アレン上院議員候補の資金集めパーティーにスティーヴン・キングが参加する話は流れてしまいました。トム・アレンはイラク戦争には反対しているようだが、メイン州はキングが「I live in a national guard town,」とオフィシャルサイトでの反論にも記しているような土地だからさすがにまずいということなんでしょうか、よく知らないけど。


スティーヴン・キングは勉強しないと将来の進路がすごく狭くなるということを言っただけで、アメリカの兵隊がみんな読み書きが出来ないといったわけではないのだが。「逆は必ずしも真ならず」を勉強するいい機会ですな。

ちなみにこの話題を取り上げたのは、「MainToday.com」、「Bangor Daily News」、「NewsWeek」のブログ"Soldier's Home"ぐらいであり、全国的な話題にはならなかったようです。


以下は記録のための転載
StephenKing.com「A message from Stephen」
That a right-wing-blog would impugn my patriotism because I said children should learn to read, and could get better jobs by doing so, is beneath contempt. Noel Sheppard says, “Nice sentiment when the nation is at war, Stephen.” I guess he feels ignorance and illiteracy are OK when the country needs cannon-fodder. I guess he also feels that the war in Iraq has nationwide approval. Well, it doesn’t have mine. It is a waste of national resources. . . and that includes the youth and blood of the 4,000 American troops who have lost their lives there and for the tens of thousands who have been wounded. I live in a national guard town, and I support our troops, but I don’t support either the war or educational policies that limit the options of young men and women to any one career—military or otherwise. If you agree, find Sheppard on the internet, and send him an email:

“Hi, Noel—Stephen King says to shut up and I agree.”

Steve
Posted 5 May 2008

A message from Stephen

While serving as an ambassador for reading, I made a statement that was construed by certain right-wing bloggers and commentators as a knock on the US military. That wasn't my intention. I like the troops just fine, and respect the hell out of their brainpower. I know that most of them read, because I send them books when they ask, and a lot do. I will continue to provide this service. It's the war our politicians--many of whom have never heard a shot fired in anger--have sent them to fight that I have a problem with. But that is neither here nor there. What concerns me is how many high school students either read poorly or choose not to read at all, unless forced to do it. Part of the reason is cutbacks in educational money that the national government used to provide. Part of the reason has to do with mistaken initiatives like No Child Left Behind, which teaches kids to pass tests but not to think or to rejoice in the language arts. Most teachers loathe the No Child program, and I don't blame them. Kids who read poorly do poorly on their SATs and have bad or barely acceptable grade-point averages. Many will be faced with entry-level jobs like clerking and handing out burgers from the drive-thru window. The best option for many is the armed services, because they see a chance to continue their educations and/or learn a marketable skill. Many will wind up in Iraq and Afghanistan. Some will die, because this is an entry-level position where kids wind up getting shot at. I love their courage, I wish they were there for a better reason, and most of all I hope that my remarks won't detract from the real problem: too many kids in America read for pleasure on the text-screens of their phones and hardly anywhere else."
Posted 14 May 2008

2008年5月14日水曜日

Discussion on Writing with Stephen King

4月4日にワシントンD.C.においてスティーヴン、タビサ、オーウェンの三人が参加して行われたイベントの映像が公開されている。

Discussion on Writing with Stephen King

イベントの内容は先に三人がそれぞれの作品を朗読し、そのあと会場に来ていた高校生たちからの質問に三人が答える、というもの。

スティーヴン・キングが朗読したのは「Under the Dome」という現在執筆中の小説。これは以前ボツにしたものを引っ張り出してきて書き直しているものらしい。「Under the Dome」はまだ完成途中であり、公開予定日などは未定。

ちなみに、「Three Kings」の映像を見られるサイト、C-SPANですが「米国のケーブル会社各社から資金援助を受けている非営利の政治専門ケーブルテレビ・チャンネル」であり、その番組はすべてウェブサイトで無料で見られるらしい。


スティーヴン・キングのこのイベントでの発言が少し面倒なことになっているのだが、その話は明日。Discussion on Writing with Stephen King その2に続く

2008年5月13日火曜日

Marvel版 DarkTower の Sketch Variant ってなんだ?

2008年5月7日、マーベルコミック版ダーク・タワー、「The Dark Tower: The Long Road Home #3」が発売された。

下の画像はThe Long Road Home#3の表紙。

上から通常版、Variant、Sketch Variant。





このようにマーベル版ダークタワーのカバーは3種類あるのだが、「Variant」は通常版の25分の1、「Sketch Variant」は75分の1の確率で発行されているらしい。

3種類のカバーの定価はいずれも3.99ドル(約400円)だが、米オークションサイト最大手ebayに出品されているものの"Buy It Now"価格は、「Variant」が約15ドルから、「Sketch Variant」は約50ドルぐらいからの設定がされている。(Dark Tower: The Long Road Home の場合。2008年5月10日調べ)

ちなみに、ebayの"Buy It Now"価格とは出品者が出品時に開始価格とは別につける価格であり、まだ誰も入札者がいないときに"Buy It Now"価格で入札すると即落札できる価格である。ただし、誰かが最低入札価格以上、"Buy It Now"価格未満で入札した場合はこの"Buy It Now"価格は消えるので、Yahoo!オークションの希望落札価格とは異なる。

2008年5月11日日曜日

「デッド・ゾーン」と「ニードフル・シングス」

テレビ東京では5月12日(月)の午後1:30から映画「デッド・ゾーン」、5月13日(火)の午後1:30から映画「ニードフル・シングス」を放送するそうですよ。

テレビ東京 CINEMA STREET

テレビ東京だから観れる人は限られますが。

2008年5月9日金曜日

「闇の展覧会 霧」の「ミスト」タイアップ版 その2

映画「ミスト」の原作「霧」が収録されているアンソロジー「闇の展覧会 霧」に「ミスト」タイアップ版があると以前お伝えしましたが、4月28日にようやく手に入れました。

わたしが手に入れた「ミスト」タイアップ版「闇の展覧会 霧」は

2005/10/10 印刷
2005/10/15 発行

とだけ記されており、またページのあいだにはさみこまれていた早川書房の新刊案内は2005年10月のものでした。どうも店頭かどこかにあった在庫のカバーだけ取り替えたもののようです。

闇の展覧会 霧 (ハヤカワ文庫NV)

2008年5月8日木曜日

The Gingerbread Girl Sweepstakes

5月6日、StephenKing.comが更新され「The Gingerbread Girl」のプレゼント企画が発表された。

The Gingerbread Girl Sweepstakes - Simon & Schuster

スティーヴン・キングのサインが入った「The Gingerbread Girl」のオーディオCDが5名にプレゼントされる。

残念ながら応募できるのはアメリカ在住の人に限られるので、家族や友人にアメリカに住んでいる人がいるなら頼んでみては。なんと言ってもスティーヴン・キングのサイン入りですから。

2008年5月7日水曜日

ミュージカル「Ghost Brothers」延期か?

スティーヴン・キングが製作にかかわっているミュージカル「Ghost Brothers of Darkland Country」は2009年4月上演予定とされていたが延期された模様。AP通信が伝えた。

King - Mellencamp musical postponed in Atlanta

「Ghost Brothers」の初演が行われる予定のAlliance Theatreが会員に伝えたところによると「2009年春までに解決できない問題が生じた」らしい。

今年2月の発表では「Ghost Brothers」は2009年4月15日から5月10日の上演が予定されていた。

今後「Alliance Theatre」は「Ghost Brothers of Darkland Country」の2009-2010シーズン中の上演を目指すとのこと。たぶん2009年5月から2010年4月の期間を指していると思われる。さすがに丸1年遅れることはない、と仮定すると2009年秋冬ぐらいになるでしょうか。

http://www.alliancetheatre.org/

2008年5月6日火曜日

「バトルランナー」は期待外れの映画化作品

2008年4月30日、スティーヴン・キングのコラムを毎月公開していることでもおなじみのEW.comが「原作小説の方が断然よかった映画23本」をスライドショー形式で紹介しています。

Read the Book! 23 Disappointing Movie Adaptations-EW.com



このなかの1本にスティーヴン・キング原作の映画「The Running Man」が選ばれています。ま、「原作と全然違う」ということと「その脚本で撮るにしても出来が悪すぎるのでは」という2点でしょうがない結果だと納得出来るような。

スティーヴン・キングとシュワルツェネッガーの人気に頼りすぎた、ということでしょうか。

それでも映画「バトルランナー」のDVDは10年前に一度販売されたのみで新品は手に入らないのは残念。

ちなみにEW.comで同日掲載された「Cruelest Cuts: 21 Bad Movie Hairdos映画のなかの最悪のヘアスタイル」も面白い。

映画 バトルランナー - allcinema

バックマン・ブックス〈1〉バトルランナー (扶桑社ミステリー)-Amazon.co.jp

2008年5月5日月曜日

「ミスト」公開5日前

4月28日、大阪・リサイタルホールで行われた「ミスト」の試写会に行ってきた。

ストーリーに触れない範囲で気付いた事をいくつか挙げておきます。とはいえ「ミスト」の日本公開は5月10日。自分で色々探す楽しみもあるので、情報なしで「ミスト」を観たい方は避難して下さい。

「スティーヴン・キング研究序説ココログ分室|「ミスト」をめぐる冒険 その1」の方が詳しいですが。)



原作:スティーヴン・キング著「霧」
監督・脚本:フランク・ダラボン
出演
トーマス・ジェーン(デヴィッド・ドレイトン/画家)、マーシャ・ゲイ・ハーデン(ミセス・カーモディ/狂信者)、ローリー・ホールデン(アマンダ・ダンフリー/教師)、アンドレ・ブラウアー(ブレント・ノートン/弁護士)、トビー・ジョーンズ(オリー・ウィークス/射撃コンテスト州チャンピオン)、ウィリアム・サドラー(ジム・グロンディン/成績が悪い兄妹の兄の方)、ジェフリー・デマン(ダン・ミラー/)、フランシス・スターンハーゲン(アイリーン・レプラー/即席火炎放射器)、アレクサ・ダヴァロス(サリー/レジ係)、ネイサン・ギャンブル(ビリー・ドレイトン/息子)、クリス・オーウェン(ノーム/シャッターの向こうに連れ去られた若者)、サム・ウィットワー(ウェイン・ジェサップ)、ロバート・トレヴァイラー(バド・ブラウン)、デヴィッド・ジェンセン(マイロン)、ケリー・コリンズ・リンツ(ステファニー・ドレイトン/妻)


■「ダーク・タワー」
デヴィッド・ドレイトンは原作どおりイラストレーターとして登場している。冒頭デヴィッドはアトリエで絵を書いているのだが、その絵にはスティーヴン・キングのライフワーク「ダーク・タワー」のローランド・デスチェイン、重要な象徴である薔薇、および暗黒の塔が描かれている。


■「キャッスルロック」
霧がスーパーマーケットを覆う前にミセス・レプラーが読んでいた新聞は「The Castle Rock Times」であった。

ということは映画「ミスト」の舞台はキャッスルロックなのだ(原作では「ブリッジトン」だったはず)。試写会の後から気付いたのだが、実は「ミスト」の舞台がキャッスルロックであることは映画「ミスト」公式サイトで以前から明らかだった。「ミスト」公式サイト>Introduction を見ると、「Introduction」のすぐ左上に「Castle Rock」と書いてある看板が確認できる。


■tkrさんもお書きのようにエンドロールで「ショーシャンクの空に」や「パンズ・ラビリンス」のポスターがどうとか書いてあったのだが全く分からなかった。わたしが確認できたのは「ダーク・タワー」のみ。

ここまで。

2008年5月4日日曜日

「シャイニング」Blu-ray版が7月発売

映画「シャイニング」のBlu-ray版が今年(2008年)7月9日に発売されるそうです。

追記:この予定は中止になった模様。2009年6月24日に改めて発売されました。



スティーヴン・キング原作の映画がBlu-rayで販売されるのはこれが初めてか、と思ったけど2007年に「シークレット・ウインドウ」が既に発売されていた。



わたしはBlu-ray再生機を持ってないので関係ないですが。それより「ザ・スタンド」のDVD化(日本語版)求む。

2008年5月2日金曜日

The Living Dead

Nightshade Booksという出版社から今年9月30日に発売される予定の"The Living Dead"というペーパーバックにスティーヴン・キングの「自宅出産(原題;Home Delivery)」とジョー・ヒルの「Bobby Conroy Comes Back From the Dead」が収録される模様。

過去に発表されたゾンビ小説を集めたアンソロジーなので新作ではないですが、部数限定でない本にスティーヴン・キングジョー・ヒルの小説が一緒に掲載されるのはこれが初めてでは。(複数バージョンで計1450部限定のPostscripts#10スティーヴン・キングの「Graduation Afternoon」とジョー・ヒルの「Thumbprint」が収録されたことはある。Postscripts#10は限定版と言っても「1000部限定サインなしハードカバー版」はまだ在庫があるようですが。)

Nightshade Books 社のサイト
The Living Deadの詳細 - Nightshade Books

The Living Dead;
34編を収録
トレード・ペーパーバック
500ページ
$15.95

わたしの手元にあるものではキングの「Different Seasons」が(マス・マーケット版ぺーパーバックですが)ちょうど500ページです。
The Living Dead -Amazon.comから引用
"When there's no more room in hell, the dead will walk the earth!" From White Zombie to Dawn of the Dead, Resident Evil to World War Z, zombies have invaded popular culture, becoming the monsters that best express the fears and anxieties of the modern west. Gathering together the best zombie literature of the last three decades from many of today's most renowned authors of fantasy, speculative fiction, and horror, including Stephen King, Harlan Ellison, Robert Silverberg, George R. R. Martin, Clive Barker, Poppy Z. Brite, Neil Gaiman, Joe Hill, Laurell K. Hamilton, and Joe R. Lansdale, The Living Dead covers the broad spectrum of zombie fiction.

キングの「自宅出産」は「ヘッド・ダウン」(文芸春秋)、「いかしたバンドのいる街で」(文春文庫)所収。また、「ホーム・デリヴァリー」というタイトルで「死霊たちの宴」(創玄推理文庫)にも収められている。

「いかしたバンドのいる街で(文春文庫)」の「スティーヴン・キングによる作品解説」によると「自宅出産」は、「ジョン・スキップとクレイグ・スペクターのコンビ(中略)が、ジョージ・ロメロのゾンビ三部作映画(中略)に登場するゾンビたちがもし地球を征服したらどうなるかというテーマのもと、さまざまな作家の作品を結集するテーマ・アンソロジー、『死霊たちの宴』の企画を思いついた。このコンセプトに火をつけられて(中略)できあがった」というから由緒正しいゾンビ小説です。

ジョー・ヒルの「Bobby Conroy Comes Back From the Dead」は短編集「20th Century Ghosts」所収。ただしWikipediaによるとUK版の2年後に出版のUS版から「20th Century Ghosts」に追加されたようです。

楽しいアンソロジーになりそうですが、果たして翻訳されるでしょうか?