2008年5月26日月曜日

大学読書人大賞の投票作品に「トム・ゴードンに恋した少女」が

5月4日、大学文芸部員が大学生に読んでほしい本を選ぶ「大学読書人大賞」の第1回大賞作品にアーサー・C・クラーク著『幼年期の終わり』が選出されました。

大学読書人大賞ー大学文芸部イチオシの本

第1回大学読書人大賞の選定までは以下の流れ
1. まずサークルの中で、最大5作品までの「大学生にぜひ読んでほしい本」を選んでください。
* 選考対象作品は、2006年12月1日から2007年11月30日までに日本国内で第1刷が発行された、ISBNコードがついている本です。
* 活字主体の本ならジャンルは問いません。文庫落ちも可。

2. 選んだ5冊までの書名を、投票用紙に記入して、2007年12月20日までに、郵送で投票してください。
* 重複投票は無効。本単位での投票としますが、上下巻などは合わせて1作品とみなします。

3. 年明けには投票を集計して、上位5作品を「大学読書人大賞」候補作品としてノミネート。
* 候補作品は場合により、4または6作品となることがあります。

4. 各サークル単位で、ノミネート作品を改めて読んでいただき、その中で最も「大学生に薦めたい」と思った1作品の推薦文を書いて、3月1日までに当サイトに送ってください。

5. サイトにアップされた推薦文をお読みいただき、5作品の推薦文の中から、それぞれ最も優れていると思った推薦文を1つずつ選んで、4月1日までに投票してください。

6. 作品ごとに、最も票の集まった最優秀推薦文を選び、その推薦文を執筆したサークルの代表者5人に、ゴールデン・ウィーク中(日時未定)に東京に集まってもらって、公開討論会を行います。討論の最後に、討論参加者5人に5作品の順位を付けていただき、最も高い評価を集めた1作品を「大学読書人大賞」とします。

7. 6月には大賞受賞作家を招いて授賞式を行い、作家と投票に参加した文芸部の皆さんの、交流の場にしたいと思います。

で、「大学読書人大賞」- 投票作品一覧によると、どこかの大学サークルがスティーヴン・キング著「トム・ゴードンに恋した少女」を選んでいた模様。全85作品中の11位以下なので1票か2票だと思いますが。


ちなみに「選考対象作品は、2006年(平成18年)12月1日から2007年(平成19年)11月30日までに日本国内で第1刷が発行された」というのは「書籍の奥付に付けられた『第一刷』の発行日」で判断するようです。また、選考対象作品は、
1 明らかな分冊(上下などの続きもの)の場合はまとめて1作品としてカウントします。
2 上巻が2006年12月1日から2007年11月30日の間の発行でなくとも、下巻がこの期間内に発行されていれば選考対象と認めます。
4 同じ続き物でも、「シリーズ物」の場合は作品ごとに選考対象とします。メインタイトルが同じでも、異なったサブタイトルがついていれば、「シリーズ物」とみなします。たとえば、下記のような5冊のシリーズがあった場合、選考対象は3作品となります。
【とあるシリーズA】
第一作目 ―――――― ⇒1作品とみなす
第二作目 ―――――― ⇒1作品とみなす
第三作目―――――上
      ―――――中 ⇒上・中・下の3つを併せて1作品とみなす
      ―――――下
とあり、

つまり「セル」は2007年11月末には発売されていましたが奥付に「平成19年12月1日発行」と記されているので、今回は選考対象作品ではなかった模様。

一方、「2006年12月10日 第1刷」の「ブルックリンの八月」は対象作品ですがどの大学サークルも選出しなかったようです。

さらにダーク・タワー第7部(中)は「平成18年12月1日発行」、ダーク・タワー第7部(下)は「平成19年1月1日発行」なのでダーク・タワー第7部も(おそらく)選考対象作品ですが選ばれなかったようです(こちらは当たり前か、第7部だけ選んだりしないよな)。

いい本読んでるなと、「トム・ゴードンに恋した少女」を選んだ大学生を褒めてあげます。

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