2009年12月31日木曜日

UR のダウンロードが日本からも可能に

Amazon.com の電子書籍規格 Kindle で限定配信されているキングの短編 UR が日本からダウンロード購入できるようになっています。

Read UR on your PC - Lilja's Library
UR (Kindle Edition) - Amazon.com(4.99ドル、12月30日現在)

Kindle ブックを読むには、Kindle Wireless Reading Device を購入するか、ウインドウズ用ソフト Kindle for PC(無料ソフト)または Kindle for iPhone が必要です。

このブログでは09年11月の記事で「Kindle for PC では日本からは UR を購入できません」と紹介しました。そのため Lilja's Library が12月30日の記事で
Amazon.com が Kindle for PC という、Kindle コンテンツをパソコンで利用するための Windows 用ソフトを公開しているから、これをダウンロードすれば専用リーダーが無くてもパソコン上で UR が読める。
と書いているのを見ても、「日本からはダメなんだけどね」と思っていたのですが、一応 UR のページを調べると購入できるようになっていたというわけです。

UR の価格が今年2月の発売時は2.99ドルだったのに、現在4.99ドルに値上げされていることだけがちょっとあれですが。


また、1ヶ月前は日本からは購入できなかった Carrie'Salem's LotThe ShiningThe Stand の Kindle 版も購入できるようになっています。

2009年12月30日水曜日

Battle of Jericho Hill #2 と Soul Survivors #3 発売

マーベル・コミックス版「ザ・スタンド」の第3シリーズ第3巻、The Stand: Soul Survivors #3 と 「ダーク・タワー」第5シリーズ第2巻 Dark Tower: Battle of Jericho Hill #2 が12月23日に発売されました。

表紙画像だけの紹介で、プレビュー画像はありません。

The Stand: Soul Survivors #3 上から通常版と Variant 版。

The Stand: Soul Survivors #3 standard cover

The Stand: Soul Survivors #3 Perkins variant cover


Dark Tower: Battle of Jericho Hill #2 上から通常版と Variant 版。

Dark Tower: Battle of Jericho Hill #2 standard cover

Dark Tower: Battle of Jericho Hill #2 Manco variant cover


The Stand: Soul Survivors #3
COVER BY: Lee Bermejo / Mike Perkins
WRITER: Roberto Aguirre-Sacasa
PENCILS: Mike Perkins
INKS: Array
COLORED BY: Laura Martin
LETTERED BY: VC - Rus Wooton

THE STORY:
The most shocking chapter of Stephen King's horror masterpiece yet! Stu, Fran, and Harold's journey across the country takes a turn for the unspeakable when they cross paths with a quartet of vigilantes and their "harem" of imprisoned women. Making matters worse (if such a thing were possible), Harold's deepest fears that Fran and Stu have feelings for each other are starting to come true... Told from Fran's POV, this issue marks the Point of No Return, True Believers!


Dark Tower: Battle of Jericho Hill #2
COVER BY: Jae Lee / Leonardo Manco
WRITER: Peter David / Robin Furth
PENCILS: Richard Isanove / Jae Lee
INKS: Array
LETTERED BY: VC - Chris Eliopoulos

THE STORY:

The first Beam has been broken! The Crimson King has created a prison for powerful psychics who use their powers to erode the very Beams that support the Dark Tower which is the fulcrum of reality! Gilead is in ruins, Mid-World is dying, and all that stands between the Crimson King and the utter dissolution of existence is a haggard Roland Deschain and his ka-tet. But first they must destroy the awful machines of war being erected by the Good Man, John Farson. Don’t miss this second issue in the greatest Dark Tower arc of all!

「スリーピング・ドール」にキャッスルロックが

ジェフリー・ディーヴァーの長編小説『スリーピング・ドール』に「キャッスルロック」の地名が登場しています。

ジェフリー・ディーヴァーといえば、デンゼル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリー主演で映画化された『ボーン・コレクター』を第1作とする"リンカーン・ライム/アメリア・サックス"シリーズが代表的。そのシリーズ第7作『ウォッチメイカー』は、2007年末の「このミステリーがすごい」「週刊文春ミステリーベスト10」の双方で1位になりました。

この『ウォッチメイカー』でリンカーン・ライムの捜査に協力した捜査官キャサリン・ダンス - 尋問の天才 - が『スリーピング・ドール』の主人公です。

『スリーピング・ドール』の舞台はカリフォルニア州モンテレー。ストーリーは、キャサリン・ダンスが、資産家一家を殺害したカルト集団のリーダー、ダニエル・ペルを尋問しているところからはじまる。ダニエル・ペルは普段、きわめて凶悪な犯罪者を対象とする"スーパープリズン"キャピトーラ刑務所に収監されているが、未解決事件の犯人である可能性が明らかになり、ダンスの尋問を受けるためにサリナスにある郡裁判所の取調室に移送されてきた。しかし、ダンスの尋問後にペルが脱走してしまう。ダンスはペル捜索の指揮を取ることになった。

「キャッスルロック」の地名が登場するのは、この直後、ダンスがペルの逃走経路を予想している47ページ下段で、次のとおり。
"パスチャーズ・オブ・へヴン"(天の牧場)とは、ハイウェイ六八号線近くにある果樹園がどこまでも続く緑豊かな谷の俗称で、名付け親は、同名の短編集を発表したジョン・スタインベックだとされる。サリナスは起伏の少ない農地に囲まれているとはいえ、その輪のすぐ外には深い森が広がっている。さらに、起伏の激しいキャッスルロックもほど近い。その一帯の崖や急斜面や林は、絶好の隠れ場所だ。

『スリーピング・ドール』中で「キャッスルロック」がでてくるのはここだけ。この地名が使われた理由は「著者あとがき」中の次の記述を読んで判明した。
同様に、サンタクルス近くの町キャピトーラの真ん中に架空のスーパープリズンを出現させたが、住民の方はきっと笑って許してくださることと信じている。

凶悪な犯罪者だけを収監する脱走不可能なキャピトーラ刑務所は、小説の中だけに存在する架空の刑務所だったわけです。ディーヴァーは「あとがき」で地元の人に謝ったものの、それだけでは足りないと考えたのか、遊びだったのかは知りませんが、架空の町キャッスルロックを配置することで、現実とは違うということを(読書家の一部に)強調しようとしたのでしょう。

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と、ここで終われたらいいのですが、念のためグーグルマップで調べてみたところ、『スリーピング・ドール』の記述とおりの場所に「キャッスルロック」という地名を見つけてしまいました(下のマップの道路名を参照)。該当箇所を読んだ直後に調べたときは見つからなかったのに。

がっかりしましたが、しかし、下のマップの道路をよく見ると、「キャッスルロック」に「Roland Canyon」が交わっているのがちょっと面白い。Roland はもちろん「ダーク・タワー」のローランド・デスチェインを思い出すわけです。キャッスルロックという地名はいくつも存在するでしょうが、ここまでキングファン向きのキャッスルロックは他にないでしょう。このキャッスルロックは周りに何もないようですが、人気の観光地モンテレーから20kmぐらいしか離れていないので、機会があれば交点で記念撮影でもしてみます。


View Larger Map

『スリーピング・ドール』は、"リンカーン・ライム"シリーズでないからと読むのをためらう必要はない、ドンデン返しの名手ジェフリー・ディーヴァーらしい作品で、ディーヴァーの読者にお勧めの作品です。

2009年12月25日金曜日

「夜がはじまるとき」立ち読みページ

Just After Sunset japan edition cover

文藝春秋のサイトで短編集「夜がはじまるとき」の数ページを立ち読みできるようになっています。

『夜がはじまるとき』(スティーヴン・キング・著、白石 朗・訳、他・訳)

発売日は1月8日、定価税込み670円です。

内容紹介
悲しみに暮れる彼女のもとに突如かかってきた電話の主は……愛する者への思いを静かに綴る「ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で」、ある医師を訪れた患者が語る鬼気迫る怪異譚「N」、猫を殺せと依頼された殺し屋を襲う恐怖の物語「魔性の猫」ほか全6篇を収録した最新短篇集。巨匠の贈る感涙、恐怖、昂奮を堪能ください。

2009年12月22日火曜日

短編「N.」のコミックは2010年3月発売

N. Marvel comic series Promo image from StephenKing.com

キングの新しい短編集「夜がはじまるとき」にも収録される短編 N. のグラフィックノベル版が2010年3月に発売されます。コミック版 N. は全4巻の予定。月1回ペースで刊行されその後コレクション集が発売されるでしょう。

N. - The Comic Book Series - StephenKing.com

N. は08年7月に「アメコミのイラスト+音声」で構成されるビデオシリーズ全25話が公開されています。現在も公開中で下のリンクが予告編です。同じページから全話見れます。

http://www.simonsays.com/specials/stephen-king-nishere/?bcpid=1659850666&bclid=1659879445&bctid=1685952704

このビデオシリーズのイラスト作者がコミック版も手がけるので、雰囲気はつかめると思います。おなじ 2010年3月にはキングが原作を書き下ろすコミックシリーズ American Vampire も刊行開始だったりします。

夜がはじまるとき」は1月8日発売予定。670円。

過去記事:
キング原作のオンラインビデオ "N." が1億アクセス突破!
Stephen King's "N." - An original video series
Just After Sunset 後編は『夜がはじまるとき』

2009年12月20日日曜日

コミック版「タリスマン」ハードカバー版の表紙

コミック版「タリスマン」第1ミニシリーズの第0巻から(おそらく)第5巻までを収録するコレクション集のカバー画像が Del Rey 社のオンラインカタログに掲載されています。

Del Rey Online | The Talisman: The Road of Trials

2010年5月発売予定です。

Cover of Talisman: The Road of Trials hardcover