スティーヴン・キングがリチャード・バックマン名義で出版した"ハイスクール・パニック/RAGE"ですが、ご存知の通り絶版となることが決まっています。
キング堂ブログ支店 『ハイスクール・パニック』が絶版に!
またAmazon>ハイスクール・パニックの「出版社からのコメント」には、
キングみずから、本書の絶版を決断!
今後、世界じゅうで手に入らなくなります。
本作品について、衝撃的な情報が入りました。
本作の内容が、米国コロンバイン高校をはじめとする、学校内における多くの銃乱射事件を思い起こさせるとして、スティーヴン・キング自身が絶版を決断したというのです。
日本のみならず、各国語版について、今後いっさいの重版が認められず、在庫を売りつくすのみとなりました。
世界から、キングの長編がひとつ、消えてしまうことになります。
お早めにおもとめを。
スティーヴン・キングのオフィシャルサイト>his work>Rage でも同じようなことが書いてあります。
で今日、京都のTOHOシネマズ二条で映画『28週後...』を観た後、おなじ建物内の大垣書店に寄ったら、それほど大きな本屋でもないのにリチャード・バックマンの最新作"Blaze" のUK版(ペーパーバック)がおいてあったんです(上の画像 Amazon.co.uk より)。珍しく思ってチラチラ見ていたら気づいたことが。
この"Blaze"ペーパーバックの最後のほうに、バックマン名義のほかの作品が紹介してあるのですが、"THE BACHMAN BOOKS" として挙げられている作品は、順に、
The Long Walk
Roadwork
The Running Man
の三作のみで、ハイスクール・パニックの原題"Rage" はありませんでした。
隣りにあった"Blaze" のUSA版のペーパーバックも調べてみると、
ALSO BY RICHARD BACHMAN
The Long Walk
Roadwork
The Running Man
Thinner
The Regulators
とやはり"Rage" は紹介されてませんでした。
もう印刷しないとはいえ、紹介さえしないとは。「学校内における多くの銃乱射事件を思い起こさせる」から増刷しないのだから、作品の存在を積極的に知らせるつもりもない、ということでしょうか。(とはいっても、スティーヴン・キングのオフィシャルサイトの著書一覧にはしっかり載ってるからなぁ)
『ハイスクール・パニック』は、わたしは結構お気に入りなんですけどね。この扱いはさみしいなぁ。
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