2007年12月4日火曜日

新刊「セル」についての本当にちょっとした話

翻訳の誤りと思われる箇所についてです。「セル(上)」の43ページのうしろから2行目に


ホテル最上階からふたりめの跳躍者が空に向けて身を躍らせ、間をおかずにふたり組が屋上から身を躍らせた。


とあります。原著で確かめたわけではありませんが、「ふたりめの跳躍者」は「ひとりめの跳躍者」ではないでしょうか?

それより前に一人目の記述が無く、また、もし二人目が飛び降りたあとに(間を置かずに)ふたり組が飛び降りたなら、飛び降りたのは4人ということになりますが、44ページ5行目に「自殺トリオ」とあり、飛び降りた三人についての記述があることからも「ふたりめの跳躍者」ではなく「ひとりめの跳躍者」だと思います。

というわけで本当にちょっとした話でした。

↓こっちは全然ちょっとした話ではない。冒険だし。
スティーヴン・キング研究序説 ココログ分室:「セル」をめぐる冒険

ホントにダーク・タワーシリーズがいくら売れてるのか知りたい。あと出版社は違うけど「死のロングウォーク」もどれぐらい売れているのか気になる。Amazonでスティーヴン・キングの本を売れている順番に並べ変えると「死のロングウォーク」はいつも上位に表示されているから。

Amazon.co.jp:スティーヴン・キング著「セル
Amazon.co.jp:スティーヴン・キング著「死のロングウォーク

(追記)原著で確かめたわけではないから、翻訳の誤りとは限らないです。