2008年1月29日火曜日

Stephen King at 60: Bangor author talks politics, health, and his new book


2008年1月19日、スティーヴン・キングのインタビュー記事が"Bangor Daily News" に掲載された。記事のタイトルは、
Stephen King at 60: Bangor author talks politics, health and his new book。右の写真は(クリックすると大きくなるが)、"Duma Key" アメリカScribner社版のカバー画にキングの写真を重ねたもの。

記事の中身をいくつか紹介すると、
人間60歳になると自分がもう中年とはいえない、ということを認めざるを得なくなる。わたしが鏡のなかに見る自分は今まで見てきたのとおなじ自分だ。わたしはまだそこにこどもの姿を見る。だが他人にはもっと年取った人間に見える。わたしが映画館に行ったときは、売り場の女性が「高齢者割引を使うか?」と訊いてきた。それは何歳から適用されるのか聞くと、「65歳から」だ。「じゃあ、まだだね。ありがとう」と答えたよ。

そりゃもう若くは無いけど、65歳かも、と思うほど年取ってるようには見えないが。

キングは現在、バンゴア地域で暖房を必要とする人たちへの慈善活動をしている。それが「そこに穴のあいたバケツに水を注ぐようなもの」だとしても。キングは自分の才能がもたらした幸運に感謝していて、「わたしはFranklin’s Laundry"で時給1ドル60セントで働いていた事を覚えている。だから、なんであれ誰かを助ける事が出来るのはすごい事だ」と話した。

キングが若い頃は苦労して、キャリーが売れる前は、「もう、作家になろうなんて馬鹿な考えはやめよう」
と思っていたわけですが、世界で最も売れる作家の1人になったいま、こうして富を使ってくれるのはファンの一人としてうれしくおもいます。

また、民主党の上院議員候補、およびオバマ大統領候補の応援を応援しているという話のあと、この記事でも新しい短編集の話になります。これによると、キングは短編集を、"come out this fall or next winter." ごろ出したいと考えているようです。以前の米TIMEとのインタビュー"King's New realm" では、「今年の秋か来年の春」と、少し半端な時期が示されていましたが、とりあえず2008年10月頃から2009年3月頃までに、ということでしょうか。

最後にキングはふたたびメイン州を舞台にした長編を書いているそうです。

(2008年2月8日追記)短編集は、2008年2月6日、スティーヴン・キングのオフィシャルサイトに正式なタイトル"Just Past Sunset" が掲載されました。詳しくは、スティーヴン・キングの新しい短編集"Just Past Sunset" をどうぞ。

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