2007年11月23日金曜日

"The Mist"昆虫の正体解明か?

以下は、映画"Stephen King's The Mist"の結論に触れるものではなく、たわごとですから安心してお読みください。


英科学誌 Biology Lettersに発表された論文によると、これまでに見つかった節足動物では過去最大の大きさの節足動物の化石が、ドイツで発見された。

研究チームが見つけたのは、3億9000万年前の、ものすごく巨大な海サソリの爪の化石で、それから推測すると、体長2メートル50センチもあるらしい。



古代の地球で、これほど大きさの海サソリや昆虫、ヤスデ類が存在できた理由は、当時の地球が高濃度の酸素に覆われていたから、というのが最も一般的な説である。(筆者注;というのも、昆虫などは、哺乳類などの肺のように、効率的な呼吸器官をもっておらず、体の表面から、体内にはりめぐらせた気管で酸素を取り込んでおり、その気管内での酸素の拡散速度は、空気中の酸素濃度に大きく依存しているため。つまり酸素が薄いと、酸素が体の奥まで充分に届かないので大きくなれないからです。)

このニュースは、Carl Zimmer/カール・ジンマーというサイエンス・ライターのブログThe Loomで知ったのですが、ジンマーは、この記事を次のように終わらせています。

Now--what would happen if some of them fell into an underwater cave, where they lingered for 390 million years until some foolish teenagers pulled away the rocks at the entrance and swam in...?

もしこの生物が、今も海の底の洞窟に閉じ込められたまま、3億9000万年前から代々子孫を繋いでおり、馬鹿な10代の子供達が、その洞窟の入り口を塞いでいた岩をのけて中に入っていったら、どんなことになるだろうか?



さて、もしふざけていた子供が、海の底の洞窟の入り口を開けたのではなくて、軍の「アローヘッド計画」が、過去につながる穴をあけたんだとしたら? そしてそこから出てきたのが、今回発見された巨大な昆虫の仲間と酸素濃度の濃い空気だとしたら? その空気が暖かかったら、メイン州のように涼しい気候のところにつながったときには、空気中の水分が凝結して、「」のように見えるかもしれない。

つながったのは、ただの過去ではないでしょうがね。


Stephen King's The Mist/スティーヴン・キング原作映画”The Mist"オフィシャルサイト(英語)

Carl Zimmer/カール・ジンマーのブログThe Loom

Biology Letters