アンケートは、2010年1月1日に投票を締め切られました。1万1117の投票が行われた結果、
5574票「シャイニング続編 Doctor Sleep」
5543票「ダーク・タワー新作 Dark Tower: The Wind through The Keyhole」
と「シャイニング続編」がわずかに31票上回りました。
上の結果は StephenKing.com のトップページのものですが、アンケートは同時に StephenKing.com の掲示板(書き込みにはログインが必要)でも行われていました。この掲示板での結果は次のとおり。
総投票数 556
287票(52%)「シャイニング続編」
269票(48%)「ダーク・タワー新作」
掲示板でも「シャイニング続編」により多く投票されました。この掲示板で、スティーヴン・キングのアシスタント、マーシャ・デフィリッポは「私が理解するところではスティーヴは両方とも書くはずだが、彼は『ファンはどちらを先に読みたいのか』を知りたがっている」と投稿しています。
「スティーヴは両方とも書く」とのこと。「シャイニング続編」の執筆についてここまで前向きな言及はこれが始めて。ダーク・タワー新作については、09年11月に「早ければ8ヵ月後に書き始める」と発表されています。ただし今回のアンケートの結果を受けて、キングが「ダーク・タワー」より「シャイニング続編」を先に書くのかは不明です。
以下ネタバレ注意(ほぼ過去記事どおり)。
シャイニング続編 Doctor Sleep は次のような内容(キングが Doctor Sleep について語った、昨年09年のミネソタ州やカナダ・トロントでのイベントに参加した人のブログなどを総合すると)。
「シャイニング」でホテルと父親から生き延びた「ダニー・トランス」は現在40歳。「輝き(Shining)」の力を使って、勝ち馬を選び、競馬で金を稼いでいる。同時に、高齢者の終末期を支えるホスピスでも仕事をしている。ダニーの特別な能力を同僚も認めており、入所者(患者)が最後のときを迎えると、ダニーが呼ばれる。ダニーは患者の手を握り「心配ない、大丈夫だよ」と声をかけながら、「輝き」を使って、苦しまずあの世へ行けるように手助けをしている。
また「ダーク・タワー新作」Dark Tower: The Wind through The Keyhole は、
キングが構想を明かしたトークイベント TIMES TALK に参加した人物によると、新作は第4部「魔導師と水晶球」と第5部「カーラの狼」の間の出来事についてのもので、主要な登場人物(ローランドたち)を直接扱ったものではないとのこと。ただし、「ローランドとカスバートは登場する」とキングは書いています。
過去記事:
The Dark Tower 4.5
スティーヴン・キングは「シャイニング」続編を書いていません
どっちを先に読みたい? 「シャイニング」続編と「ダーク・タワー」新刊
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