2010年1月6日水曜日

American Vampire #1 の表紙画像

スティーヴン・キングが原作を書き下ろすコミック American Vampire の第1巻の表紙画像です。Stephenking.com ではだいぶ前から紹介されているものですが。

American Vampire #1 cover art

画像上半分のガンマンのうち、一番背が高いのがおそらくスキナー・スウィート、画像下の女性がパール・ジョーンズでしょう。3月27日発売予定です。

キング原作書き下ろしコミック American Vampire(過去記事の再録です)
American Vampire
原作/ スティーヴン・キング、Scott Snyder(短編作家)
作画/ Rafael Albuquerque

2010年3月から刊行開始。月刊で、第1シリーズは 2つのストーリーが描かれる。スナイダーは1920年代(Jazz Age)アメリカの女優志望の女性 Pearl Jones のパートを、キングは1880年代、アメリカ吸血鬼の始祖 Skinner Sweet/ スキナー・スウィートのパートを担当する。

スキナーは従来の日光に弱い吸血鬼と違って、突然変異によって砂漠の日射の下でも生きていける新種。

第1シリーズは5巻程度の予定。第2シリーズ以降は、スナイダーがアメリカのさまざまな年代を舞台にスキナーの系譜をたどっていくようです。ということは、キング原作は、実質的に第1シリーズの5巻だけかな?

スティーヴン・キングは「シャイニング続編 Doctor Sleep」を書く模様

スティーヴン・キングの公式サイト StephenKing.com で行われていた、「『ダーク・タワーの新作』と『シャイニング続編』のどちらを先に読みたいか」をたずねるアンケートに関連して、スティーヴン・キングのアシスタントがキング公式サイトの掲示板に「スティーヴは両方とも(『ダーク・タワー新作』も『シャイニング続編』も)書く」と投稿しています。


アンケートは、2010年1月1日に投票を締め切られました。1万1117の投票が行われた結果、
5574票「シャイニング続編 Doctor Sleep
5543票「ダーク・タワー新作 Dark Tower: The Wind through The Keyhole
と「シャイニング続編」がわずかに31票上回りました。


上の結果は StephenKing.com のトップページのものですが、アンケートは同時に StephenKing.com の掲示板(書き込みにはログインが必要)でも行われていました。この掲示板での結果は次のとおり。

総投票数 556
287票(52%)「シャイニング続編」
269票(48%)「ダーク・タワー新作」

掲示板でも「シャイニング続編」により多く投票されました。この掲示板で、スティーヴン・キングのアシスタント、マーシャ・デフィリッポは「私が理解するところではスティーヴは両方とも書くはずだが、彼は『ファンはどちらを先に読みたいのか』を知りたがっている」と投稿しています。


「スティーヴは両方とも書く」とのこと。「シャイニング続編」の執筆についてここまで前向きな言及はこれが始めて。ダーク・タワー新作については、09年11月に「早ければ8ヵ月後に書き始める」と発表されています。ただし今回のアンケートの結果を受けて、キングが「ダーク・タワー」より「シャイニング続編」を先に書くのかは不明です。


以下ネタバレ注意(ほぼ過去記事どおり)。

シャイニング続編 Doctor Sleep は次のような内容(キングが Doctor Sleep について語った、昨年09年のミネソタ州やカナダ・トロントでのイベントに参加した人のブログなどを総合すると)。

「シャイニング」でホテルと父親から生き延びた「ダニー・トランス」は現在40歳。「輝き(Shining)」の力を使って、勝ち馬を選び、競馬で金を稼いでいる。同時に、高齢者の終末期を支えるホスピスでも仕事をしている。ダニーの特別な能力を同僚も認めており、入所者(患者)が最後のときを迎えると、ダニーが呼ばれる。ダニーは患者の手を握り「心配ない、大丈夫だよ」と声をかけながら、「輝き」を使って、苦しまずあの世へ行けるように手助けをしている。

また「ダーク・タワー新作」Dark Tower: The Wind through The Keyhole は、
キングが構想を明かしたトークイベント TIMES TALK に参加した人物によると、新作は第4部「魔導師と水晶球」と第5部「カーラの狼」の間の出来事についてのもので、主要な登場人物(ローランドたち)を直接扱ったものではないとのこと。ただし、「ローランドとカスバートは登場する」とキングは書いています。

過去記事:
The Dark Tower 4.5
スティーヴン・キングは「シャイニング」続編を書いていません
どっちを先に読みたい? 「シャイニング」続編と「ダーク・タワー」新刊

2010年1月4日月曜日

映画"IT"リメイク版、脚本はほぼ出来上がる

ワーナーブラザースがリメイクする映画"IT"ですが、脚本はほぼ完成している模様。早ければ 2011年に公開の予定のようです。また、Wikipedia 英語版によると、真偽は不明ですが 3D 方式に対応する可能性もあります。

Producer Dan Lin on the JUSTICE LEAGUE Movie, SUICIDE SQUAD, and Stephen King’s IT - Collider.com
IT(Remake) - Wikipedia


Wikipedia 執筆者がソースを示していないこともあって、3D 対応についての記事は見つからなかったのですが、"IT"のリメイクの話は数年前からあったようで(これは確からしい)、その過程で 3D 映画にする話があったようです。しかし、リメイク版 "IT" についての最新の記事であるプロデューサー Dan Lin のインタビュー(一つ目のリンク)では、"IT"について、脚本の完成にしか触れられていないので、現在も 3D 方式が検討されているかはわかりません。


リメイク版 IT は、脚本 David Kajganich(インベージョン)、プロデューサー Dan Lin(Sherlock Holmes)、Roy Lee(アイズ)、Doug Davison (インベージョン)、Jon Silk で制作。出演者は不明。制作会社は Lin Pictures と Vertigo Entertainment 。

(Wikipedia の IT のページだけが出演者について異常に詳しいのも、『IT の 3D 映画説』が正確性に欠ける証拠に思える)



以下は過去記事から
リメイク版「IT」はR指定に(2009年4月)
ワーナー・ブラザーズによる劇場映画用のリメイク版「IT」は R指定(17歳以下は保護者の同伴が必要、「ミスト」と同じ)になると脚本を担当するデヴィッド・カイガニックが話しています。1990年のテレビ映画版は TV-14(14歳以上推奨)に指定されているので、(時代による基準の違いを無視すれば)リメイク版は表現上の制約は小さくなります。カイガニックも「性格描写の核になっているトラウマにも原作に忠実に取り組める」と話している。

また、リメイク版では子供時代が1980年代中ごろ、大人時代が現代に設定される。

過去記事:
「マドンナ」に大量の IT が送りつけられる

2010年1月2日土曜日

ミュージカル"Ghost Brothers" 初演は9月のアトランタで

スティーヴン・キングと歌手のジョン・メレンキャンプが共同制作しているミュージカル Ghost Brothers of Darkland County は今年9月にアトランタで公演される予定のようです。

Kris Kristofferson, Rosanne Cash Cast in Star-Studded Musical - The Boot

詳しいことは不明ですが、昨年4月15日から5月10日まで公演予定だった(その後延期された)、アトランタの Alliance Theatre で行われるのでしょう。


また、このミュージカルの公演前に "Ghost Brothers" の CD/書籍セットが発売されます。CD は3枚組み。3枚のうち、2枚にミュージカル全編が収録され、残りの1枚は使用曲だけを収めたものになる。書籍には脚本が収録。

StephenKing.com より
Update on Ghost Brothers of Darkland County
December 15th, 2009 2:57:18 pm

John Mellencamp has virtually completed recording and “assembling” the “Ghost Brothers of Darkland County” musical theater collaboration with Stephen King.

John and King have edited the initial three-hour program down to two hours and 10 minutes—with a bit more editing still to come before producer T-Bone Burnett completes the tracks. When finished, the recording will be available in a novel book package containing the full text, two discs featuring the entire production of the spoken word script and songs performed by the cast, and a third CD of the songs only.

The story involves domestic turmoil, and is played by a stellar cast led by Kris Kristofferson, in the role of Joe, the father, and Elvis Costello, as the satanic character The Shape. Rosanne Cash plays Monique, the mother, with the sons enacted by Will Daily (Frank), Dave Alvin (Jack), Alvin’s real-life brother Phil Alvin (Andy) and John (Drake).

Sheryl Crow stars as Jenna and Neko Case is Anna, with boxing legend Joe Frazier playing caretaker Dan Coker and Stephen King himself in the role of Uncle Steve. The narrator is “24” star Glenn Morshower.

John stressed that the three-disc package is not a traditional audio book, but offers an experience more akin to listening to an old radio show with music; he further emphasized the challenge inherent in making such a project work.
Ghost Brothers of Darkland County - Wikipedia

2010年1月1日金曜日

S・キングが選ぶ2009年ベスト映画は「ハート・ロッカー」(日本公開は 2010年3月6日)

EW.com にスティーヴン・キングが選んだ2009年の映画ベスト10が掲載されています。

Stephen King: Top 10 films of '09 - EW.com

2009年の映画は総合的に見て2008年より良かったと書いています。以下、トップ10。日本語公式サイトか YouTube の予告編にリンクしています。


原題(日本版タイトル)、日本公開日/公開予定日
10. 2012(2012)、2009年11月21日
9. FANTASTIC MR. FOX 不明
8. サブウェイ123 激突 2009年09月04日
7. LAW ABIDING CITIZEN 不明
6. DISTRICT 9(第9地区) 2010年ゴールデンウィーク
5. THE READER (愛を読むひと) 2009年6月19日
4. DISGRACE 不明
3. THE ROAD 不明
2. THE LAST HOUSE ON THE LEFT 不明
1. THE HURT LOCKER(ハート・ロッカー) 2010年3月6日

1位の『ハート・ロッカー』については、「爆弾処理というのは戦争映画になくてはならない要素の一つだが、その恐ろしい実態をこの映画ほど詳しく描いたものは他にはないだろう。同時に極めて緊張感に満ちた映画である。以前『ハートブルー』で青年たちの破壊的衝動を見事に描いたキャスリン・ビグロー監督は、『ハート・ロッカー』で危険と暴力に満ちた仕事の麻薬的な魅力を見事に表現した。政治家がなぜ簡単に戦争マシーンを作り上げることができるのか知りたいなら、この映画にすべて描かれている。」(超訳)としています。キングは基本、戦争反対論者でイラク戦争なども開戦反対を表明していたし、新作長編"Under the Dome"もブッシュとチェイニーをモデルに(もちろん悪役で)政治的な批判も込めて書き上げたばかりでもあったので、ちょうどぴったり嗜好に合ったというところでしょうか。


「ハート・ロッカー」は日本でも劇場公開されるようだから良いとして、2,3,4位の公開日は不明。3位「ザ・ロード」(「ノーカントリー」と同じコーマック・マッカーシー原作)は大丈夫だろうけど。

キングが「『羊たちの沈黙』に引けを取らない」としている 2位の THE LAST HOUSE ON THE LEFT は、1972年の映画「鮮血の美学」のリメイク。アメリカでは09年3月13日公開だが、日本での予定がまだ聞こえてこないということは、劇場公開されないのでしょうか。

4位"DISGRACE"はノーベル文学賞受賞者 J.M.クッツェー「恥辱」が原作。小説はつまらなかったので、「恥辱」はどうでもいいが。7位の"LAW ABIDING CITIZEN"は映画館で見たい。

SK ファンのための2010年のスケジュール

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

現在わかっている今年2010年の予定のまとめです。過去記事にリンクしてあるので、もう少し詳しく知りたいものについてはそちらを見てください。


国内新刊
1月8日
夜がはじまるとき(文春文庫)発売

海外
タイトルなど不明だが新刊発売の予定があるっぽい。どっちを先に読みたい? 「シャイニング」続編と「ダーク・タワー」新刊 参考
ほかに
ダーク・タワー新作、Dark Tower: THE WIND THROUGH THE KEYHOLE を執筆予定か



映画・ドラマ
2月
映画館で『ショーシャンクの空に』『スタンド・バイ・ミー』を見れる「午前10時の映画祭」

2010年秋から放送開始予定(国内未定)
ドラマ版「コロラド・キッド」Haven



アメコミ
1月
The Stand: Captain Trips ハードカバー新表紙版が発売

2月
Dark Tower: Fall of Gilead ハードカバー版発売

3月
American Vampire シリーズ開始
N. シリーズ(全4巻)開始

5月
The Talisman: The Road of Trials ハードカバー版発売



メイン州を訪れるなら
「トミー・ノッカーズ」ツアー、2010年のスケジュール



ジョー・ヒル
2月
長編第2作 Horns発売(限定サイン版はこちら